<動意株・28日>(大引け)=コナミHD、ダイセキ、中村超硬など
ダイセキ<9793.T>=大幅反発し年初来高値更新。27日付でみずほ証券が投資判断「買い」継続、目標株価を2650円から3000円へ引き上げた。原油価格の上昇や円安による鉛価格の上昇で事業環境が好転、17年2月期は通期連結営業利益で会社側計画の76億9000万円(前期78億4900万円)に対して従来予想の85億円から85億3000万円へ、18年2月期は90億5000万円から94億5000万円へ引き上げている。
中村超硬<6166.T>=大幅高。同社は27日の取引終了後、住江織物<3501.T>との合弁会社で、シリコンウエハーの加工・販売を手掛ける中超住江デバイス・テクノロジー(NSDT)の株式を追加取得し、連結子会社化すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。NSDTには、住江織物が50.1%、中村超硬が49.9%を出資しているが、今後の事業展開を考慮した結果、1万9248株を追加取得し、所有割合を90.0%に高めるという。なお、株式譲渡実行日は12月末までとしている。
神戸物産<3038.T>=大幅反発し年初来高値更新。同社は27日の取引終了後、16年11月の月次実績を発表、「業務スーパー」店舗への出荷実績は、既存店で前年同月比8.0%増となった。全店では同12.2%増ととなっており、全体売上高は同11.2%増の184億5500万円となり、営業利益については同60.7%増の9億5300万円の大幅増益となっている。仕入れコストの低減や、NB商品をPB商品へ切り替えたことで利益率が大幅に改善している。
IGポート<3791.T>=3連騰で年初来高値更新。全般相場が手掛かり材料難となっているなか、アニメ関連としてのテーマ性が改めて注目されているもよう。また、23日からは人気アニメ「攻殻機動隊」シリーズの人気キャラクター「タチコマ」を活用した接客サービスの実証実験を東京大学発ベンチャーのkarakuri productsなどと共同で展開しており、これに対する関心も高まっているようだ。なお、同取り組みは経産省による16年度の「ロボット導入実証事業」にも採択されている
ニッコウトラベル<9373.T>=急伸し年初来高値更新。同社は熟年向けの海外旅行の企画販売を手掛ける。27日取引終了後に17年3月期の連結業績予想の修正を発表した。最終利益を500万円から4000万円(前期比80.9%減)に8倍に上方修正しており、これを好感する動き。修正後の最終利益でも前期比8割減と低迷しているが、株価は底値圏でもみ合いを続けていたこともあって、上値が軽い。PBRは0.9倍に過ぎず、配当利回りが3.3%前後と高いこともポイントとなっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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