東海リース、今期経常を77％下方修正、配当も30円減額

　東海リース <9761> [東証Ｓ] が3月1日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の4.3億円→1億円(前期は5.9億円)に76.7％下方修正し、減益率が27.5％減→83.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.6億円→1.3億円(前年同期は1.3億円)に71.4％減額し、一転して2.9％減益計算になる。

　業績悪化に伴い、従来30円を計画していた下期配当は見送る方針とした。年間配当は40円(前期は80円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（個別）　　売上高につきましては、民間需要の受注単価の下落により280百万円（1.8％）減少する見込みとなりました。　　損益面につきましては、外注工事などの原価が上昇したことにより、民間需要の受注単価の下落に連動した原価低減も実現できず、前回の発表を下回る見通しとなりました。（連結）　　連結につきましては、個別と同様の理由により予想数値を下回る見込みとなりました。

　　当社は、株主に対する利益還元を経営の重要な課題の一つとして位置付けており、今後の収益予想、財務体質の強化を考え、将来の事業展開に見合った安定的な配当を行うことを基本方針としております。　この方針に基づき、2023年3月期の期末配当金の予想につきましては、１株当たり30円といたしておりましたが、今般、2023年3月期の通期業績予想を修正したことに伴い、当期の期末配当金を見送らせていただくことにいたしました。（注）上記に記載した予想は、作成日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり実際の業績は、 今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。