■ウネリー <5034> 4,905円 (+355円、+7.8%)
unerry <5034> [東証G]が5日続急伸。3日の寄り前、東京都が実施する東京都スマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」において、「スマートサービス実装促進事業者」として採択されたと発表しており、好材料視された。「Be Smart Tokyo」は、東京都が先端技術などを活用した便利で快適な都市「スマート東京」が実現されることを目指すプロジェクト。同社は、エリアマネジメント団体などとの豊富な連携実績やスタートアップとのネットワークを生かすほか、月間400億件超の人流ビッグデータ活用による価値創出を通じてスマートサービスの実装・改善が促進される土台を形成。デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出し、都民が質の高い生活を送ることができる「スマート東京」の実現を推進するとしている。
■ダイセキ <9793> 4,355円 (+300円、+7.4%)
東証プライムの上昇率10位。ダイセキ <9793> [東証P]が3日ぶり急反発。前週末30日の取引終了後、3-5月期(第1四半期)決算を発表。売上高が前年同期比29.9%増の178億7400万円、営業利益が同25.1%増の39億3500万円と大幅な増収増益で着地しており、これを好感した買いが優勢となった。主力の産業廃棄物処理事業で、エネルギー価格上昇に伴い処理原価が上昇した一方、リサイクル燃料の販売価格も上昇し全体業績に寄与した。土壌汚染処理関連事業や鉛リサイクル事業も堅調だった。
■ダイキン <6367> 31,240円 (+1,975円、+6.8%)
ダイキン工業 <6367> [東証P]が急反発。2日付の日本経済新聞朝刊で、ヒートポンプ空調について、「米国のエネルギー消費の4割を占める暖房からの温暖化ガス排出を削減できるとの認識が広がり、市場は『特需』に沸く」と報じられており、なかで同社について触れていることが好材料視されたようだ。記事によると、米バイデン政権がヒートポンプ空調の国内生産と普及を促進する政策を相次いで導入したことが背景にあるという。同社はヒートポンプ式空調の世界大手で、米ニューヨーク州の営業拠点では、毎日のように顧客となる工務店の職人らを集めてヒートポンプ機器の講習会を開催しているとも報じている。
■Arent <5254> 6,750円 (+370円、+5.8%)
Arent <5254> [東証G]が5日続急伸。建設業界を主要顧客としたデジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティングを展開し、グロース市場上場銘柄ながら、建設業のデジタライズ化をリードするキーカンパニーとしてマーケットの関心を集めている。業務効率化に主眼を置くのではなく、DX活用で売上高を伸ばすことに焦点を合わせたプロダクト共創開発が同社の強みで、顧客開拓が続いている。23年6月期業績は売上高が前の期比倍増の19億8800万円予想、営業利益は同2.8倍の6億7400万円予想と急拡大が見込まれている。
■エクサWiz <4259> 551円 (+23円、+4.4%)
エクサウィザーズ <4259> [東証G]が大幅反発。前週末30日の取引終了後、法人向け営業支援サービスを手掛けるスタジアム(東京都港区)を子会社化すると発表。収益貢献を期待した買いが入った。プロダクト販売拡大での協業や相互送客の推進などを図る狙い。エクサWizはスタジアムの株式を27億円で取得し、議決権の100%を握る。スタジアムは東証グロース市場への新規上場を今年4月に予定していたが、その後確認事項が発生したために上場を延期した経緯がある。
■ディスコ <6146> 23,570円 (+960円、+4.3%)
ディスコ <6146> [東証P]が大幅高で4日続伸。3日、レーザー加工によるインゴットスライス手法「KABRA」を用いた、GaN(窒化ガリウム)ウエハー生産に最適化したプロセスを開発したと発表しており、好材料視された。従来、GaNインゴットをウエハー状にスライスする方法としてはダイヤモンドワイヤソーが主流だったが、ワイヤソーでのスライスは加工時間、ワイヤの太さ同等以上に発生する切断部分の材料損失、切断後の表面平坦化を目的としたラップ研削時の材料損失によるウエハー取り枚数の少なさなど、複数の課題があったという。今回開発したプロセスは、インゴット内部にレーザーを照射する方式で、GaNウエハー生産時における取り枚数増及び加工時間の短縮を同時に実現。1時間あたりのウエハー生産枚数を従来の1枚から6枚に引き上げるとしている。
■CSP <9740> 2,939円 (+111円、+3.9%)
セントラル警備保障 <9740> [東証P]が大幅反発。6月30日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、最終利益を26億円から56億円(前期比2.2倍)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各25円の年50円から同各30円の年60円へ引き上げたことが好感された。保有するりらいあコミュニケーションズ <4708> [東証P]の全株式を、三井物産 <8031> [東証P]が設立したOtemachi Holdingsが実施するりらいあ株式に対するTOBに応募して売却したことによる投資有価証券売却益を第2四半期に計上することが要因。なお、売上高675億円(同4.1%増)、営業利益42億円(同5.6%増)は従来見通しを据え置いている。
■ダイフク <6383> 3,054円 (+111.5円、+3.8%)
ダイフク <6383> [東証P]が大幅反発。SBI証券が前週末6月30日、ダイフクの目標株価を3300円から4000円に引き上げた。投資判断は買いを継続した。トラック運転手の労働時間規制の強化を受けた「2024年問題」が指摘される物流業界での投資の増加や、シリコンサイクルの上昇局面入りによるクリーンルーム事業への好影響を見込み、25年3月期以降はコンセンサス予想を大きく上回る利益成長となると予測する。同証券はダイフクの25年3月期の営業利益予想を730億円から800億円に見直した。
■ツガミ <6101> 1,416円 (+37円、+2.7%)
ツガミ <6101> [東証P]が3日ぶり反発。アイダエンジニアリング <6118> [東証P]や芝浦機械 <6104> が買われ、DMG森精機 <6141> [東証P]やオークマ <6103> [東証P]といった工作機械株が上昇した。日銀は3日、6月調査分の全国企業短期経済観測調査(日銀短観)を発表した。このなかで、今年度の設備投資計画は大企業・全産業で前年度比13.4%増と、3月調査から上方修正され、市場予想も上回った。企業の設備投資動向が予想外に底堅いとの受け止めもあり、設備投資関連銘柄を物色する動きが広がった。ファナック <6954> [東証P]やキーエンス <6861> [東証P]、オムロン <6645> [東証P]もしっかり。東証の業種別指数で機械は上昇率トップとなった。
■TIS <3626> 3,678円 (+87円、+2.4%)
TIS <3626> [東証P]が3日ぶり反発。3日、チャットボット作成サービス「Dialog Play」において、生成AIモデルを利用できる「Azure OpenAI Service」と連携する機能を付与すると発表し、材料視されたようだ。ベータ版を今月から提供し、10月に正式版とする予定。社内文書をAIモデルに投入することで、FAQ(よくある質問と回答)を自動生成できるため、作成工数の削減につながる。チャットボットのやり取りの分析などを通じて回答内容を自動生成することもでき、自然なコミュニケーションの実現を図る。
■村田製 <6981> 8,409円 (+173円、+2.1%)
村田製作所 <6981> [東証P]が4日続伸。米国株市場ではスマートフォン大手のアップル
■ツルハHD <3391> 10,885円 (+180円、+1.7%)
ツルハホールディングス <3391> [東証P]が3日ぶり反発。前週末6月30日発表の6月度月次営業速報(15日締め)によると、既存店売上高は前年同月比4.6%増となった。増収基調を継続したほか、対前年の伸び率は5月度(3.6%)を上回っており、株価の支援材料となったようだ。6月度の既存店の客数は同1.5%増、客単価は同3.1%増となった。全店ベースの売上高は同7.6%増だった。
■ケイアイ不 <3465> 5,000円 (+60円、+1.2%)
ケイアイスター不動産 <3465> [東証P]が6日続伸。3日、GA technologies <3491> [東証G]が運営する「RENOSY(リノシー)」と投資用アパート事業に関する業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の業務提携では、ケイアイ不が建築したアパートをRENOSYとサービス内容について助言し合い、RENOSYが物件を選定して販売活動を代理する。低価格でありながら好立地でデザイン性のあるアパートを提供することで、更なる事業拡大につながることが期待されたようだ。また、協業して新たなアパートの企画を行う予定としている。
※3日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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