東京株式(前引け)=円安一服も物色意欲根強く小幅続伸
きょう前場の東京株式市場では、寄り付きは福島県や茨城県などで最大震度5弱の地震が発生したこともあって利益を確定する売り圧力が高まり、安く始まったが、下値では押し目買いが厚く、その後は前日終値を軸にプラス圏とマイナス圏を往来する方向感の定まらない展開となった。外国為替市場では1ドル=110円台後半の推移と円安一服となったことや、トランプ次期米大統領の打ち出す保護主義政策への警戒感から自動車株などが軟調。一方で、原油市況の上昇を背景に石油株や資源開発関連株などが買われた。
個別ではソニー<6758.T>がしっかり。国際石油開発帝石<1605.T>も堅調。東京テアトル<9633.T>が一時値幅制限いっぱいに買われ、ルック<8029.T>も急動意。投資ファンドによる全株買収報道のあったカルソニックカンセイ<7248.T>が大きく上昇。日本コークス工業<3315.T>も物色人気に。半面、トヨタ自動車<7203.T>、マツダ<7261.T>が安く、SUMCO<3436.T>も売られた。東海運<9380.T>、タカタ<7312.T>も急落。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>も利食われた。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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