■売り一巡後はハイテク株の底堅さを見極め
■グッドコムA、2Q下方修正 営業利益 8.69億円←12.61億円
■前場の注目材料:アイダ、プレス機2種を来月投入、燃料電池部品の成形専用
■売り一巡後はハイテク株の底堅さを見極め
24日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開が続きそうである。23日の米国市場は、NYダウが605ドル安、ナスダックは65ポイント安だった。エヌビディアの好決算が投資家心理の改善につながったが、その後は雇用関連指標やPMIが予想以上に強く、利下げ期待の後退で長期金利が上昇したことが重荷となり下落に転じた。シカゴ日経225先物は大阪比540円安の38560円。円相場は1ドル156円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップダウンから始まることになりそうだ。日経225先物のナイトセッションは75日線水準で下げ渋る動きもみられたが、終盤にかけて下落幅を広げる格好から同線を下回った。昨日の日経平均株価は75日線を支持線としたリバウンドから終値では4月半ば以来の39100円を回復したが、前日のリバウンド部分を帳消しにしてきそうだ。
ただし、米国では全般軟調ななか、エヌビディアは9%を超える上昇だった。S&P500業種別指数では半導体のみが上昇していることもあり、売り一巡後は前日に強い値動きだったアドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>の動向が注目されやすいだろう。朝方はインデックスに絡んだ売買の影響から売りが先行することになろうが、売り一巡後には押し目狙いの動きが意識されてきそうだ。
指数インパクトの大きい値がさハイテク株が下げ渋るようだと、日経平均株価は75日線が支持線として意識されてくる可能性もありそうだ。また、為替市場ではやや円安傾向をみせていることから、輸出関連なども売り一巡後の動向が注目されよう。そのほか、AI関連など成長期待の大きいテーマ株の一角には、短期的な値幅取り狙いの資金が向かうとみておきたい。
■グッドコムA、2Q下方修正 営業利益 8.69億円←12.61億円
グッドコムA<3475>は2024年10月期第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は194.96億円から113.51億円、営業利益を12.61億円から8.69億円に下方修正した。前期から持ち越した23棟1190戸の販売に加え、当期竣工した物件についても販売を開始しており、販売方法としては、従前の複数棟(バルク)での販売ではなく、1棟1棟条件面を精査した販売に切り替えている。より好条件での販売に注力するため、第2四半期までの売上計上に限定せず、当期中とすることで、収益性の向上に柔軟に取り組むことにした。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39103.22、+486.12)
・1ドル=156.90-00円
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・アイダ<6118>プレス機2種を来月投入、燃料電池部品の成形専用
・住友重<6302>イオンテクノロジー、「次世代イオン注入装置」実用化
・ソニーG<6758>知財創出拡充、海外クリエーターを育成
・トヨタ自<7203>プリウス生産再開、来月17日から堤工場で
・富士電機<6504>27年3月期当期益900億円、半導体・エネ重点投資
・豊田合成<7282>スギ成分配合プラ開発、内外装品を検討
・マクセル<6810>車載コイン形電池増産、タイヤ空気圧監視装置向け
・NEC<6701>大阪万博の店舗決済と入場管理に顔認証納入
・古河電工<5801>半導体製造工程用テープ第2工場を新設
・チームスピリット<4397>インターコムと連携、サービス残業発見
・GMOインターネットグループ<9449>北九州拠点を増床
・京葉瓦斯<9539>NTT東と、災害早期復旧で協力
・東急不HD<3289>北海道石狩市と協定、PPA事業推進
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 4月全国消費者物価指数(生鮮食品除く)(前年比予想:+2.2%、3月:+2.6%)
<海外>
・特になし <ST>
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