大引けの日経平均は前日比173.02円安の30008.19円となった。東証1部の売買高は12億
6035万株、売買代金は3兆0761億円だった。業種別では、空運業、ゴム製品、機械が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、電気・ガス業、食料品、不動産業など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は32%となった。
個別では、、前日にかけて大きく買われていたソフトバンクG<9984>が5日ぶりに反落し、高値更新基調だったレーザーテック<6920>も5%超の下落となった。郵船<9101>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>はさえない。中国ゲーム株の急落でネクソン<3659>などが売られ、ヤクルト<2267>は中国事業のリスクから外資系証券が投資判断を引き下げたことが売り材料視された。また、GMO−GS<3788>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、東京電力HD<9501>が商いを伴って11%の上昇。自民党総裁選への出馬が見込まれる河野太郎規制改革担当相が安全な原発の稼働を容認する姿勢を示し、警戒感が後退したようだ。ただ、再生可能エネルギー発電のレノバ<9519>も引き続き賑わった。東エレク<8035>、ソニーG<6758>、商船三井<9104>は小じっかり。また、決算発表のミライアル<4238>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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