九州電が軟調、１５年３月期最終赤字拡大を嫌気

　九州電力<9508.T>は軟調。同社は９日取引終了後、これまで未定としていた１５年３月期の連結業績の損益予想を発表した。営業損益は６００億円の赤字（前期９５８億２１００万円の赤字）へ、最終損益は１１５０億円の赤字（同９６０億９６００万円の赤字）とした。なお、売上高は前回予想の１兆８７５０億円（前期比４．７％増）で据え置いた。再生可能エネルギー電源からの購入電力料が増加するものの、燃料価格低下による燃料コスト低下や売上高の増加などから、前年度に比べ営業赤字幅が縮小する。ただ、最終損益については資産売却などの特別利益が減少することなどから、前年度に比べ赤字幅は拡大する見通しで、これを嫌気する売りがやや優勢となっている。

九州電の株価は９時１５分現在１０１６円（▼１３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）