北陸電、非開示だった今期最終は赤字拡大、未定だった配当は無配転落

　北陸電力 <9505> [東証Ｐ] が10月27日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は381億円の赤字(前年同期は56億円の黒字)に転落した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結最終損益が900億円の赤字(前期は68億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益は518億円の赤字(前年同期は124億円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は10円)とし、4期ぶりに無配転落する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終損益は288億円の赤字(前年同期は17.2億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の3.4％→-11.8％に急悪化した。

株探ニュース