大引けの日経平均は前日比118.45円高の30801.13円となった。東証プライム市場の売買高は12億6473万株、売買代金は3兆4686億円だった。セクターでは電気機器、金属製品、ガラス・土石製品が上昇率上位に並んだ一方、海運、銀行、保険が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の40%、対して値下がり銘柄は55%だった。
個別では、米エヌビディアの好決算を材料にアドバンテスト<6857>、芝浦メカトロニクス<6590>が急伸し、東エレク<8035>、スクリン<7735>なども大きく上昇。データセンター向け需要の拡大期待からイビデン<4062>、新光電工<6967>も揃って急伸。キーエンス<6861>、信越化学<4063>、HOYA<7741>の値がさ株の一角も高い。MI2の大量保有が判明した藤倉コンポジット<5121>は急伸した。東証スタンダード市場ではMHグループ<9439>がストップ高となり、ベクター<2656>も一時ストップ高まで買われた。
一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>の銀行、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>の保険、郵船<9101>、川崎汽船<9107>の海運、三菱重工<7011>、IHI<7013>の防衛関連、コマツ<6301>、住友鉱山<5713>、DOWA<5714>の資源関連など、景気敏感株やバリュー
(割安)系の多くが下落した。為替は大きく円安に傾いていたがトヨタ自<7203>、マツダ<7261>など自動車株は全般軟調だった。中期経営計画を発表した富士通<6702>は蓋然性への低さから評価する動きは限られ下落。飯田GHD<3291>は国内証券のレーティング格下げを受けて売られた。
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