東京株式(大引け)=95円高、朝安後に切り返し新値街道走る
大引けの日経平均株価は前日比95円49銭高の1万9250円52銭と6日続伸。東証1部の売買高概算は23億1300万株、売買代金概算は2兆8389億8000万円。値上がり銘柄数は1395、対して値下がり銘柄数は493、変わらずは110銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の欧米株市場は総じて軟調に推移したことや外国為替市場で円安が一服したことなどを受け利益確定の売り優勢でスタートした。日本時間15日未明に判明するFOMCの結果を見極めたいとの思惑も買い手控えムードにつながった。しかし、原油市況が戻り足となるなど、リスクオンの余韻も残るなか、外国人など大口機関投資家の押し目買い意欲は旺盛で日経平均は容易に下がらない。銀行株が朝安後に下げ幅を縮小、自動車や電機セクターも徐々に戻り足をみせる展開となり、地合いは再び売り方が焦らされる展開に。後場に入ると一貫して上値を指向し、結局きょうの高値近辺で着地、4日連続で年初来高値を更新している。
個別では、トヨタ自動車<7203.T>が堅調、NTT<9432.T>も上昇した。東京電力ホールディングス<9501.T>、ジャパンディスプレイ<6740.T>なども空売り買い戻し主導で急伸、踏み上げ相場の色をみせている。同様にIDOM<7599.T>も需給先行の上げ相場に。東京エレクトロン<8035.T>など半導体装置株の物色人気が再燃。キーエンス<6861.T>も大幅高に買われた。クックパッド<2193.T>、富士通ゼネラル<6755.T>、MonotaRO<3064.T>などにも買いが向かっている。
半面、任天堂<7974.T>が安く、SMC<6273.T>の下値模索も続いている。gumi<3903.T>が利益確定売りに急反落、SUMCO<3436.T>が大きく値を下げたほか、アサヒグループホールディングス<2502.T>も安い。クボタ<6326.T>が下落、昭和電工<4004.T>、牧野フライス製作所<6135.T>なども売られた。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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