東京株式(前引け)=模様眺めムードのなかで小幅続伸
きょう前場の東京株式市場は、売り買いとも模様眺めムードのなかで前日終値近辺でのもみ合いが続いた。前場の売買代金は8000億円台にとどまるなど市場エネルギー不足が顕著。日本時間今晩に予定される米8月の雇用統計発表を控え、積極的な買いが入りにくい環境にある。一方、日銀のETF買いに対する思惑が支えとなり下値を売り込む動きにも乏しい。輸出関連株に安いものが目立つ一方、インバウンド特需の反動で売られていた小売関連株に買いが目立つ。
個別では任天堂<7974.T>が買われ、NTT<9432.T>、第一生命保険<8750.T>も堅調。J.フロント リテイリング<3086.T>、三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>などが大きく買われたほか、東京ドーム<9681.T>、サカタのタネ<1377.T>も上昇した。クスリのアオキ<3398.T>などドラッグストアにも買われるものが目立った。半面、ピーシーデポコーポレーション<7618.T>は大幅安、TOWA<6315.T>、内田洋行<8057.T>などの下げもきつい。アルプス電気<6770.T>、サイバネットシステム<4312.T>も売られた。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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