2. 2020年8月期の考え方
日本BS放送<9414>は2020年8月期に個別業績の売上高として150億円を達成することを目指している。2019年8月期の個別売上高見通しの135億円からは11.1%増となるが、前述のように2019年8月期の個別売上高見通しの達成のハードルが高くなっているため、2020年8月期の150億円の達成のハードルもまた上がった状況だ。
現時点で150億円の達成可能性を論じることは難しい。同社は自社制作番組による“回収”(スポンサー収入の獲得)への手応えから、2019年春の番組改編を最小限に抑えたことは前述のとおりだ。狙いどおりにことが運べば、150億円の達成は十分可能性がある。反対に、BS放送業界全体を覆うショッピング業界からの広告出稿量の縮小が、さらに進む可能性もある。その場合、同社もその影響を免れない可能性がある。
このように考えてくると、2020年8月期についても、注目すべきは増収トレンドを維持できるかどうかにあると弊社では考えている。増収が達成され、その中身が同社が企図したことの効果によるものであったならば、時間的な遅れがあったとしてもいずれ先行5社の一角に割って入る可能性は充分あるとみている。2020年8月はそうした角度から見ていきたいと考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
<MH>
この銘柄の最新ニュース
BS11のニュース一覧- BS11 Research Memo(12):IR活動を強化、配当性向40%程度を基準とした配当方針に変更 2024/05/24
- BS11 Research Memo(11):社会課題の解決に貢献する情報発信とダイバーシティの推進 2024/05/24
- BS11 Research Memo(10):「6つの“力”」具現化のため、重点施策を新たに「Value 3」として推進 2024/05/24
- BS11 Research Memo(9):新たに策定した「Value 3」を強力に推進 2024/05/24
- BS11 Research Memo(8):2024年8月期はタイム収入の増加と周辺事業収入の強化を図る 2024/05/24
マーケットニュース
- アクティビスト乱舞で激変の日本株、大化け機運上昇中の銘柄リスト <株探トップ特集> (05/29)
- 明日の株式相場に向けて=個別材料株のピンポイント戦略 (05/29)
- 29日香港・ハンセン指数=終値18477.01(-344.15) (05/29)
- 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も介入ゾーンに警戒 (05/29)
日本BS放送の取引履歴を振り返りませんか?
日本BS放送の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。