新潟放、今期経常を一転16％増益に上方修正・3期ぶり最高益更新へ

　新潟放送 <9408> [東証Ｓ] が2月10日大引け後(15:10)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.4％増の11.9億円となった。
　併せて、通期の同利益を従来予想の10.6億円→16.7億円(前期は14.4億円)に57.3％上方修正し、一転して16.4％増益を見込み、一気に3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5億円→11.1億円(前年同期は8.7億円)に2.2倍増額し、一転して28.6％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比4.6％増の6.3億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の10.8％→9.3％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年3月期の通期業績予想につきましては、2022年5月12日に公表した予想を見直すことと致しました。連結につきましては、期の途中から、人材派遣の株式会社エム・エス・シーが連結対象に加わったことのほか、システム関連事業で、首都圏大型案件が好調に推移したこと、各種法改正に伴う自治体のシステム改修が増加したこと、コロナ関連支援事業の業務が増えたことなどで収益が伸びる一方、コストコントロールを徹底したことにより、利益も大きく伸びる見込みとなりました。個別につきましては、所有非上場株式の自社株買い要請に応えたこと、前期に発生した落雷による機器の損傷に対する保険金の入金などが営業外収益となり、経常利益が期首の予想を上回る見込みとなりました。（注）業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項上記の予想数値は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上