乾汽船、上期経常を一転赤字に下方修正、通期も減額、配当も14円減額

　乾汽船 <9308> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は0.3億円の赤字(前年同期は2.7億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
　しかしながら、併せて4-9月期(上期)の同損益を従来予想の5億円の黒字→1.1億円の赤字(前年同期は5.5億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　上期業績の悪化に伴い、通期の同利益を従来予想の18.9億円→10.7億円(前期は7.5億円)に43.2％下方修正し、増益率が2.5倍→42.1％増に縮小する見通しとなった。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の46円→32円(前期は24円)に大幅減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-4.7％→2.5％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　第１四半期連結累計期間の実績及び、倉庫・運送事業における一部倉庫の再開発計画に係る移転補償金について、解体工事の遅延により計上時期を上期から下期へ変更したこと、また、外航海運事業におけるスモールハンディ船市況の想定を見直したこと等を反映し、前回発表予想を修正しております。なお、不動産事業は概ね期初想定通りに進捗しております。

　　今回の業績予想修正に伴い、当社の利益分配分に関する基本方針（2017年５月12日公表）における判断基準により、年間配当金（合計）を32円に修正しております。※業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項　上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後、様々な要因によって予想値と異なる場合があります。　また、2019年３月期第１四半期連結会計期間より、表示方法の変更を行なっており、前期実績（2018年３月期）についても当該表示方法の変更を反映した組換え後の数値を記載しております。