本日のマザーズ先物は、新型肺炎の感染拡大懸念から欧米主要株価指数が急落した流れを受けて売りが優勢となった。前日の欧米市場では、新型肺炎の感染者が韓国やイタリアで急増するなど、世界的に拡大していることが不安感を増幅させた。感染拡大が世界経済の冷え込みにつながるのではないかとの懸念もあって、リスク回避の動きが強まった。こうした外部環境の悪化を受けて、日経平均が一時1000円超下落したため、マザーズ先物にもリスク回避の動きが強まり、一時前週末比48.0pt安の771.0ptまで下押した。ただ、その後は日経平均が下げ渋りを見せるとマザーズ先物にも買い戻しなどの動きが散見された。市場では「新型肺炎が今後、パンデミック的に広がりを見せるのか、それとも緩やかながらでも収束の方向に向かうのか見極める必要があり、今後2週間程度は警戒が必要」とみている。このため、目先は不安要素を抱えながらの展開が続きそうだ。
本日のマザーズ市場では、5日線を下回ったトゥエンティーフォーセブン<7074>が前週末比158円(-11.49%)安の1217円と大幅に3日続落し、連日の上昇の反動からフリークアウトHD<6094>が前週末比199円(-11.24%)安の1572円と4日ぶりに反落した。また、スタジオアタオ<3550>、ブティックス<9272>が値を消し、業績予想を下方修正したサマンサJP<7829>は前週末比270円(-10.93%)安の224円と急反落した。このほか、マザーズ市場に新規上場したAHCグループ<7083>は公募・売り出し価格(2200円)
比1350円高の3550円の初値を付けた。 <FA>
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