日経平均は6日ぶりに反落、ザラ場ベースの史上最高値更新もさすがに上値重い
米国市場休場に伴い、目立った売買材料に欠けるなか、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。前日の史上最高値更新の余波などから、日経平均は取引時間中の史上最高値を更新する場面も見られたが、TOPIXは先んじて小幅安となるなど、まちまちの状況。さすがに史上最高値を前日一気に更新したことや、今晩の米雇用統計発表を控え積極的な買いは手控えられた。
大引けの日経平均は前日比1.28円安(-0.00%)の40912.37円となった。東証プライム市場の売買高は16億3561万株。売買代金は4兆288億円。業種別では、海運業、輸送用機器、電気・ガス業、非鉄金属、鉄鋼などが下落した一方、サービス業、医薬品、その他製品、小売業、不動産業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は18%、対して値下がり銘柄は79%となっている。
日経平均採用銘柄では、足元買われていた日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運株が売られたほか、円安ドル高基調が一服したことなどから、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>、日産自<7201>、マツダ<7261>など自動車株もさえない。このほか、古河電工<5801>、ジェイテクト<6473>、住友電工<5802>が売られた。
一方、昨日売られた川崎重工<7012>が反発しているほか、三越伊勢丹HD<3099>は国内証券会社によるポジティブなレポートを材料に買われた。また、スクリーンHD<7735>、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<8035>など半導体株の一角も上昇。
このほか、京成電鉄<9009>、三菱電機<6503>、ZOZO<3092>、第一三共<4568>などが買われた。
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