(-0.20%)の5243.77で取引を終了した。先週末に発表されたPCE価格指数の結果を判断する動きにまちまちで寄り付いた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエルFRB議長が先週の講演で「利下げを急がない」とハト派姿勢を弱めたため年内の利下げ期待が後退し相場の売り圧力となりダウは終日軟調に推移。また、ISM製造業景況指数が予想以上に強い結果となったため長期金利の上昇が圧力となりナスダックはかろうじてプラス圏を維持。ダウは終盤にかけ下げ幅を拡大し、まちまちで終了。
米国株は高安まちまちだったものの、ナスダック指数しっかりを受けて、日経平均は反発で取引を開始した。値がさ半導体株が上昇したことから、日経平均は40151.05円まで上昇する場面が見られたものの、東証プライム市場の8割が下落する全面安の地合いとなったことで、徐々に上げ幅を縮小。「機関投資家の益出しが継続している」との声が聞かれるなか、TOPIXは前日比マイナスで取引を終了した。
大引けの日経平均は前日比35.82円高(+0.09%)の39838.91円となった。東証プライム市場の売買高は17億3605万株、売買代金は4兆4002億円。セクター別では、石油・石炭製品、鉱業、保険業、鉄鋼、非鉄金属などが上昇した一方、海運業、ゴム製品、陸運業、空運業、小売業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は17%、対して値下がり銘柄は81%となっている。
日経平均採用銘柄では、金価格が高値更新していることなどから住友金属鉱山<5713>が買われたほか、東京エレクトロン<8035>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、SUMCO<3436>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>と半導体関連銘柄の上げも目立った。このほか、日本製鉄<5401>、フジクラ<5803>、ニデック<6594>が上昇。
一方、昨日の上昇の反動で楽天グループ<4755>が売られたほか、オムロン<6645>、ファナック<6954>も弱い。このほか、ZOZO<3092>、小田急電鉄<9007>、東武鉄道<9001>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>がさえない。
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