「原油安メリット」が20位にランク、OPECプラスの6月増産決定で需給の緩みを意識<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「原油安メリット」が20位となっている。
5日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月限が1バレル=55.30ドルと期近物として4月上旬以来の安値をつける場面があった。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が3日、6月から原油生産を日量41万1000バレル増やすことを決めたことを受け、需給の緩みが意識されたためだ。
翌6日の原油先物相場は中東の地政学リスクが意識されるかたちで反発したが、7日は米国の週間石油統計でガソリン在庫が増えたことなどを背景に再び下落。米中貿易摩擦の影響などから原油需要が落ち込む可能性があるうえ、産油国からの原油が潤沢なことから積極的に上値を追う動きは限られそうだ。
こうしたなか、原油価格の下落が燃料費の減少につながる銘柄群に関心が高まっており、主なものでは日本航空<9201.T>やANAホールディングス<9202.T>といった空運株、ヤマトホールディングス<9064.T>や福山通運<9075.T>などの陸運株、日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>などの海運株が挙げられる。
出所:MINKABU PRESS
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