郵船、商船三井など海運株は朝高後に値を消す、バルチック指数が１１日続落◇

　日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株は朝高後に値を消す展開。韓国の韓進海運が支援企業不在で再生手続きが打ち切られる方向となったことを受け、コンテナ船市況の需給が引き締まるとの思惑から、朝方は業種別値上がり率上位に買われていた。

　しかし、足もとの海運市況の回復には時間がかかるとの見方が強いようだ。ばら積み船市況もここにきて向かい風が意識されている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は前日２日時点で１１日続落、７７０と昨年９月１５日以来の低水準に落ち込んでおり、これが株価の上値を重くしている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）