■注目銘柄:【売り】小田急電鉄㈱(9007)
■注目理由
2月10日に決算を発表。
平成29年3月期第3四半期(平成28年4月1日~平成28年12月31日)の業績は、営業収益△1.2%と減収ながら経常利益は+1.9%と増益に着地。
併せて、通期の同利益を従来予想の429億円から452億円(前期は456億円)に5.4%上方修正、減益率が△6.1%から△1.1%に縮小する見通しとなっており好調だ。
一方で同社株を3月末に購入し4月末に売却した場合の成績を調べてみたところ、1990年3月から2017年2月までで勝率は33.33%、平均損益率は-2.61%となった。
勝率が50%を割り込み、平均損益率もマイナスだったことから、同社株は4月株式市場において下がりやすい傾向があると言える。
今の時期に同社株を購入検討している方は、あらかじめ注意しておく必要があるだろう。
空売りできない場合も、利益確定の良い頃合いと考えられる。
また3月24日終値時点でPER29.77倍、PBR2.43倍となっており、割高感がある。
しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。