サンネクスタ、今期経常を6％下方修正

　サンネクスタグループ <8945> が5月7日大引け後(15:50)に決算を発表。21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比6.5％減の5.4億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の8.9億円→8.4億円(前期は9億円)に5.6％下方修正し、減益率が1.3％減→6.9％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.8億円→4.3億円(前年同期は5.1億円)に10.4％減額し、減益率が6.1％減→15.8％減に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比29.4％減の1.3億円に減り、売上営業利益率は前年同期の8.8％→6.4％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループは新型コロナウイルス感染症の影響について、2021年６月期においては新型コロナウイルス感染拡大への対策を講じながら下期以降は徐々に収束に向かうものと想定しておりましたが、感染拡大の波はいまだ継続しており、今後も経済活動の停滞はしばらく続くものと思われます。　このような環境の中、営業面ではコロナ禍での営業自粛等の影響から新規受注や新サービス拡大に向けた活動に遅れが生じております。事業面では社宅マネジメント事業において一部顧客企業の転勤異動抑制の影響で各種手数料の減少が発生し、マンションマネジメント事業においては理事会等の延期に伴う合意形成の遅れから工事の時期ずれが発生するとともに、賃貸住宅向けリフォーム工事の完工時期にも遅れが生じております。　また、新型コロナウイルス感染症の影響以外に、自然災害による修繕工事の減少や不動産販売における再販物件の仕入遅れによる販売時期の遅れ等が生じており、加えて、退任取締役に対する特別功労金の支出や子会社において減損損失が発生したことから、前回発表の業績予想から下方修正を行うものであります。　なお、本連結業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報及び合理的であると判断される一定の前提に基づくものであり、実際の業績は様々な要因により異なる可能性があります。