3. 財務状況と経営指標
インテリックス<8940>の2024年5月期第2四半期末の資産合計は前期末比6,172百万円減少の39,457百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が840百万円増加した一方で、販売用不動産が5,576百万円減少し、固定資産では有形固定資産が1,618百万円減少した。前述のとおり、収益不動産物件の売却を進めたことが減少要因となっている。単体ベースの販売用不動産の内訳を見ると、通常物件が同73億円減少の107億円となった一方で、リースバック物件を固定資産から振替えたことにより賃貸物件が同19億円増加の91億円となった。また、固定資産に含まれる長期保有収益物件は同20億円減少の99億円となり、収益不動産物件合計では同66億円減少の297億円となった。
負債合計は前期末比6,182百万円減少の27,673百万円となった。収益不動産物件の売却資金を借入金の返済に充当したことにより、有利子負債が6,210百万円減少したことが主因だ。純資産合計は前期末比9百万円増加の11,783百万円となった。配当金75百万円の支出があった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益72百万円の計上と、自己株式の処分8百万円及びその他有価証券評価差額金の増加4百万円が増加要因となった。
経営指標を見ると、収益不動産物件の売却による資産及び有利子負債の減少により、自己資本比率が前期末の25.8%から29.8%に上昇し、有利子負債比率が264.4%から211.4%に低下するなど、財務体質の改善が進んだと言える。財務体質が脆弱になれば、金融機関からの借入れも厳しくなるため、今後もこれら経営指標を意識しながら事業を展開する方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<SI>
この銘柄の最新ニュース
インテリクスのニュース一覧- インテリックス---通期業績予想及び期末配当予想の修正 2024/07/02
- <07月01日の出来高増加率20銘柄> 2024/07/02
- 前日に動いた銘柄 part1 セルシード、長野計器、J.フロント リテイリングなど 2024/07/02
- 前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?― 2024/07/02
- 【Delayed】Notice Regarding Revision to Forecast of Financial Results and Dividend Forecast for the Fiscal Year Ending May 2024 2024/07/01
マーケットニュース
- 13時の日経平均は392円高の4万467円、東エレクが74.54円押し上げ (07/03)
- 東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で横ばい (07/03)
- サイステップは動意、子会社IPOに関する効力発生通知を受領 (07/03)
-
大黒屋が一時60%超す上昇、中期経営計画を材料視 (07/03)
インテリックスの取引履歴を振り返りませんか?
インテリックスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは![アセプラ(アセットプランナー)](https://assets.minkabu.jp/images/stock/img_asset_tradehistory.png)
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。