分譲マンション販売の売上高は前期比2.3%増の306.14億円、セグメント利益は同5.0%増の43.77億円となった。主力の分譲マンション販売においては、開発基盤となる用地価格や建築コストが上昇しているものの、住宅ローン金利の低水準や住まいに利便性を求める傾向が強まっていることから、分譲マンション市場は比較的堅調に推移しており、新規発売物件を中心に契約獲得に向けた販売活動及び引渡計画の推進に注力してきた。その結果、当年度における発売戸数は、神戸・明石・阪神間を中心に、14棟737戸(前期比55.8%増)を発売するとともに、契約については、639戸(同9.4%増)、357.87億円(同23.2%増)を契約し、それにより期末時点の契約済未引渡戸数は687戸(同0.4%減)となり、当該残高を387.52億円(同15.4%増)としている。また、ワコーレシティ神戸元町等14棟が当年度に竣工したことにより、引渡戸数については642戸(同6.4%減)となった。
戸建て住宅販売の売上高は同8.3%減の18.50億円、セグメント利益は同12.2%減の1.34億円となった。新規発売物件を中心に契約獲得に向けた販売活動に注力してきたが、やや軟調に推移した。その結果、当年度における戸建て住宅は42戸の引渡しにより、減収減益となった。
その他不動産販売においては、賃貸マンション・宅地等18物件を販売し、売上高は同17.6%増の43.00億円、セグメント利益は同596.3%増の9.10億円となった。
不動産賃貸収入は同3.0%増の32.82億円、セグメント利益は同7.5%減の10.33億円となった。主力としている住居系は比較的安定した賃料水準を維持しており、入居率向上と滞納率の改善に努めると同時に、最適な賃貸不動産のポートフォリオ構築のため、新規物件の取得など賃貸収入の安定的な確保を目指してきた。
その他の売上高は、解約手付金収入、保険代理店手数料収入及び仲介手数料等で同114.3%増の0.82億円、セグメント利益は同98.5%増の0.69億円となった。
2026年2月期通期については、売上高が前期比2.2%増の410.00億円、営業利益が同14.9%減の45.00億円、経常利益が同22.3%減の35.00億円、当期純利益が同19.9%減の25.00億円を見込んでいる。
同日、業績見通しや財務状況等を総合的に判断した結果、2025年2月期の期末配当について、直近の配当予想より5.00円増配の普通配当1株当たり44.00円とすることを発表した。なお、これにより当期の年間配当額は前期に比べ1株当たり10.00円増配の70.00円となる。
<AK>
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