ストレージ事業の売上高は前年同期比16.1%増の170.30億円、営業利益は同17.0%増の46.52億円となった。ストレージ運用は、同社が展開するトランクルームのブランド「ハローストレージ」の稼働率は、新規出店室数が増加した影響もあり前期末比3.77ポイント減の82.14%となったが、引き続き高い水準を維持した。ストレージ事業は、2023年12月期は4,700室の出店目標に対して5,800室(既存物件の増設430室含む)、2024年12月期は10,400室の出店目標に対して10,545室(既存物件の増室435室含む)、2025年12月期は15,000室の出店目標に対して当第3四半期は13,113室(既存物件の増設264室含む)の結果となった。総室数は毎年定期的に発生する閉店等の影響もあり、前期末比11,211室増の121,653室となった。成約については、データベースの構築による新規出店現場の精度向上や小型化、また広報活動の強化によるストレージ商品の認知度向上等の影響により、需要を取り込むことで堅調に稼働室数を伸ばした。収益性については、出店形態を引き続き収益性の高い自社出店を中心にしていることに加えて、キャンペーンのコントロールによる値引き率の抑制や一部賃料の見直し、効率的な広告活動の影響等により、ストレージ運用は増収増益の結果となった。ストレージ流動化は、アセット屋内型ストレージ「土地付きストレージ」の販売14件を計上した。
土地権利整備事業の売上高は同27.6%減の25.24億円、営業利益は同16.0%減の4.46億円と事業縮小の方針通り減収減益となった。仕入れについては、引き続き良質物件の仕入れに注力し、在庫額は前期末比4.73億円減の24.65億円となった。
その他運用サービス事業の売上高は同3.2%増の11.79億円、営業利益は同4.7%増の3.33億円となった。アセット事業は、保有・管理物件が高稼働を維持したものの管理物件の減少もあり、減収減益となった。オフィス事業は、運営物件の稼働が順調に推移したこともあり、増収増益となった。
2025年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比5.3%増の260.00億円、営業利益が同9.0%増の53.50億円、経常利益が同7.8%増の50.80億円、当期純利益が同6.8%増の34.20億円とする期初計画を据え置いている。
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