タカラレーベンが大幅続伸、１７年３月期の最終利益２．１倍と自社株買い発表を好感

　タカラレーベン<8897.T>が大幅続伸し、年初来高値を更新している。９日の取引終了後に発表した１７年３月期の連結業績予想で、売上高１０５０億円（前期比３７．７％増）、営業利益１５０億円（同９８．３％増）、純利益９０億円（同２．１倍）と大幅増収増益を見込むことが好感されている。

　地方の中心市街地を中心に新築マンション事業で前期の１４４８戸を上回る１６００戸の引き渡しを予定するほか、戸建分譲事業では２８８戸（前期１９４戸）の引き渡しを予定しており、これらにより業績拡大を図る。

　なお、１６年３月期連結決算は売上高７６２億６８００万円（前の期比０．９％減）、営業利益７５億６３００万円（同１８．３％減）、純利益４３億８００万円（同２４．７％減）だった。

　同時に自社株取得枠の設定を発表しており、これも好材料視されているようだ。上限を２００万株（発行済み株数の１．８１％）、または１５億円としており、取得期間は５月１０日から来年３月３１日まで。株主価値の増大につながる資本効率の向上策として実施するとしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）