レーサム、非開示だった前期経常は91％減益、未定だった配当は41円減配

　レーサム <8890> [ＪＱ] が4月1日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前の期比90.8％減の11億円に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は4円(前の期は45円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大が事業活動及び経営成績に与える影響を合理的に見積ることが困難であることから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づき業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。　新型コロナウイルス感染症の拡大によって制約を受ける中、不動産投資を通じて、お客様に喜んでいただける価値を提供すべく取り組んでまいりましたが、残念ながら昨年水準をも大きく下回る結果となりました。　主力の資産運用事業においては、現環境下においても投資意欲の高い個人のお客様、資金運用意欲の高い機関投資家からの引き合いは根強さを実感しておりますが、改修工事を行った上でのテナント誘致活動に遅れが生じたこと等を主な要因ととらえ、真摯に反省しております。　足元では、改修工事およびテナント誘致活動においても、巻き返しを図りつつある状態に回復しております。また個人のお客様が一時的に保守的になられるケースもある中、引き続き、資金運用意欲の高い機関投資家への対応力強化の必要性も実感し、既に着手しております。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。

　　配当予想につきましては、連結業績予想が未定であったことから未定としておりましたが、連結業績予想、当社の配当方針（原則20％以上の連結配当性向）及び今後も価値創出に繋げていく資金の需要等を勘案した結果、2021年3月期の期末配当金の予想を1株当たり4円とさせていただきます。　前期実績対比において大幅な減配となり、大変申し訳なく思っておりますが、来期（2022年3月期）こそは、飛躍の一歩につなげるべく、まずは業績の向上に、より一層努めてまいります。　なお、期末配当金につきましては確定決算の業績に基づき、2021年6月開催予定の定時株主総会において付議する予定であります。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。