*12:37JST 後場に注目すべき3つのポイント~為替睨みで33000円の静かな攻防に
12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続伸、為替睨みで33000円の静かな攻防に
・ドル・円は軟調、米金利の低下で
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は続伸、為替睨みで33000円の静かな攻防に
日経平均は続伸。前日比191.57円高(+0.58%)の32983.37円(出来高概算7億5300万株)で前場の取引を終えている。
11日のダウ平均は157.06ドル高(+0.43%)の36404.93ドル、S&P500は18.07ポイント高(+0.39%)の4622.44ポイント、ナスダック総合指数は28.51ポイント高(+0.20%)の14432.49で取引を終了した。今週控えている消費者物価指数(CPI)の発表や、連邦公開市場委員会(FOMC)待ちでまちまちで寄り付いた。インフレ鈍化を受け利上げ終了観測が一段と強まる中、ソフトランディング期待が下支えとなりダウは堅調に推移し終盤にかけて上げ幅を拡大。ダウ平均とS&P500はともに年初来高値を更新した。国債入札結果が低調で長期金利が上昇したため、ハイテクは上値が抑制されたがナスダックもプラス圏に回復し終了した。
本日の日経平均は、米国株高と為替市場での円安推移を受けて、続伸でのスタート。寄り付きから33000円台を回復したが、為替市場で円が145円台半ばと昨日の水準まで円高ドル安に振れたことなどから、買い一巡後の日経平均は上げ幅を縮小。33000円台を割り込んで前場の取引を終えた。
日経平均採用銘柄では、指数寄与度が高い東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>が買われたほか、米フィラデルフィア半導体指数(SOX)が2022年1月以来の高値を付けたことから、ルネサス<6723>、スクリーンHD<7735>など半導体関連銘柄も上昇。また、日銀による早期の金融正常化観測が後退したことから、三菱地所<8802>、住友不<8830>が買い戻された一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>など銀行株はさえない。その他、原発再稼働を材料に連日大賑わいとなっていた東京電力HD<9501>は、短期的な加熱感などが意識されて5日ぶりに反落となった。
セクターでは、不動産業、非鉄金属、電気機器、機械、その他製品、倉庫・運輸関連業が上昇した一方、銀行業、鉱業、電気・ガス業、繊維製品がさえない。
ランチタイムの為替市場では、ドルは145円台後半と円高は一服しており、時間外の米10年債利回りは4.2%台と落ち着いた動きを見せている。後場の日経平均は、為替を睨みつつ、33000円前後でのもみ合いとなりそうだ。今晩から明日(発表は日本時間14日未明)にかけて今年最後のFOMCが開催されることから、指数などを手掛ける機関投資家の様子見ムードは強い。FOMCの結果が伝わっても、来週18-19日には日銀金融政策決定会合が実施されることから大型株への積極的な売買は徐々に収束しそうだ。投資家の関心は、東京電力HDなど派手な動きを見せる個別株に向かいやすいと考える。
■ドル・円は軟調、米金利の低下で
12日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、146円17銭から145円53銭まで値を下げた。米10年債利回りの低下でドル売りに振れ、ユーロや豪ドルなど主要通貨は対ドルで上昇基調に。ただ、日経平均株価は堅調ながら、クロス円は値を下げた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は145円53銭から146円17銭、ユーロ・円は156円69銭から157円34銭、ユーロ・ドルは1.0761ドルから1.0770ドル。
■後場のチェック銘柄
・麻生フオームクリート<1730>、アウンコンサルティング<2459>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・11月国内企業物価指数:前年比+0.3%(予想:+0.1%、10月:+0.9%←+0.8%)
【要人発言】
・米国務省報道官
「米国から兵器の供給を受けるいかなる国も戦争法を順守しなければならないという米国の方針について、イスラエルも例外ではない」
<国内>
特になし
<海外>
・16:00 英・11月失業率(10月:4.0%)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、13日まで)
<CS>
・日経平均は続伸、為替睨みで33000円の静かな攻防に
・ドル・円は軟調、米金利の低下で
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は続伸、為替睨みで33000円の静かな攻防に
日経平均は続伸。前日比191.57円高(+0.58%)の32983.37円(出来高概算7億5300万株)で前場の取引を終えている。
11日のダウ平均は157.06ドル高(+0.43%)の36404.93ドル、S&P500は18.07ポイント高(+0.39%)の4622.44ポイント、ナスダック総合指数は28.51ポイント高(+0.20%)の14432.49で取引を終了した。今週控えている消費者物価指数(CPI)の発表や、連邦公開市場委員会(FOMC)待ちでまちまちで寄り付いた。インフレ鈍化を受け利上げ終了観測が一段と強まる中、ソフトランディング期待が下支えとなりダウは堅調に推移し終盤にかけて上げ幅を拡大。ダウ平均とS&P500はともに年初来高値を更新した。国債入札結果が低調で長期金利が上昇したため、ハイテクは上値が抑制されたがナスダックもプラス圏に回復し終了した。
本日の日経平均は、米国株高と為替市場での円安推移を受けて、続伸でのスタート。寄り付きから33000円台を回復したが、為替市場で円が145円台半ばと昨日の水準まで円高ドル安に振れたことなどから、買い一巡後の日経平均は上げ幅を縮小。33000円台を割り込んで前場の取引を終えた。
日経平均採用銘柄では、指数寄与度が高い東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>が買われたほか、米フィラデルフィア半導体指数(SOX)が2022年1月以来の高値を付けたことから、ルネサス<6723>、スクリーンHD<7735>など半導体関連銘柄も上昇。また、日銀による早期の金融正常化観測が後退したことから、三菱地所<8802>、住友不<8830>が買い戻された一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>など銀行株はさえない。その他、原発再稼働を材料に連日大賑わいとなっていた東京電力HD<9501>は、短期的な加熱感などが意識されて5日ぶりに反落となった。
セクターでは、不動産業、非鉄金属、電気機器、機械、その他製品、倉庫・運輸関連業が上昇した一方、銀行業、鉱業、電気・ガス業、繊維製品がさえない。
ランチタイムの為替市場では、ドルは145円台後半と円高は一服しており、時間外の米10年債利回りは4.2%台と落ち着いた動きを見せている。後場の日経平均は、為替を睨みつつ、33000円前後でのもみ合いとなりそうだ。今晩から明日(発表は日本時間14日未明)にかけて今年最後のFOMCが開催されることから、指数などを手掛ける機関投資家の様子見ムードは強い。FOMCの結果が伝わっても、来週18-19日には日銀金融政策決定会合が実施されることから大型株への積極的な売買は徐々に収束しそうだ。投資家の関心は、東京電力HDなど派手な動きを見せる個別株に向かいやすいと考える。
■ドル・円は軟調、米金利の低下で
12日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、146円17銭から145円53銭まで値を下げた。米10年債利回りの低下でドル売りに振れ、ユーロや豪ドルなど主要通貨は対ドルで上昇基調に。ただ、日経平均株価は堅調ながら、クロス円は値を下げた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は145円53銭から146円17銭、ユーロ・円は156円69銭から157円34銭、ユーロ・ドルは1.0761ドルから1.0770ドル。
■後場のチェック銘柄
・麻生フオームクリート<1730>、アウンコンサルティング<2459>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・11月国内企業物価指数:前年比+0.3%(予想:+0.1%、10月:+0.9%←+0.8%)
【要人発言】
・米国務省報道官
「米国から兵器の供給を受けるいかなる国も戦争法を順守しなければならないという米国の方針について、イスラエルも例外ではない」
<国内>
特になし
<海外>
・16:00 英・11月失業率(10月:4.0%)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、13日まで)
<CS>
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