三井不など不動産株が上昇、業種別値上がりトップに買われる

　三井不動産<8801.T>、三菱地所<8802.T>など大手はじめ不動産株への買いが目立つ。不動産セクターは午後２時現在で業種別値上がり率トップに買われている。不動産株は１０月下旬までは業種別でも出遅れ感が目立っていたが、ここにきてリターンリバーサルの買いが入り始めた。三井不はきょうで５日続伸、菱地所も７日続伸と買いが続いている。２０２０年の東京五輪を控え首都圏の不動産市況は先高期待が強いうえ、足もと１０年物国債利回りは０．４７％前後と０．５％を下回る水準で低位安定しており、資金調達面でも追い風が強い。
　あすに予定される日銀の金融政策決定会合では、展望リポートが出されることに合わせて景気認識の修正も予想され、近い将来の追加緩和期待につながる材料として、不動産株には有利に働いている。

三井不の株価は１４時１７分現在３２３２．０円（△１０２．０円）
菱地所の株価は１４時１７分現在２４０８．５円（△３２．５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）