■日銀会合の結果判明後に改めて動意をみせてくる可能性
■太陽化、24/3下方修正 経常利益 28億円←45億円
■前場の注目材料:いすゞ自、タイで来月ピックアップHV投入、26年EV、選択肢拡充
■日銀会合の結果判明後に改めて動意をみせてくる可能性
19日の日本株市場は、やや利食い優勢ながらも底堅い相場展開になりそうだ。18日の米国市場は、NYダウが75ドル高、ナスダックは130ポイント高だった。エヌビディア主催の年次会議への期待からハイテクが買われ、相場全体の上昇をけん引した。ただし、米長期金利の上昇が上値を抑制し、終盤にかけては上げ幅を縮小した。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比105円安の39415円、円相場は1ドル149円10銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで39400円を挟んだ狭いレンジでの推移だったこともあり、前日の大幅高の上昇に対する反動は意識されよう。ただし、小幅な下げにとどまっており、底堅さがみられていたことから、日銀の金融政策決定会合の結果判明後に動意をみせてくる可能性があるだろう。
日銀のマイナス金利解除を織り込む格好から昨日の日経平均株価は1000円を超える上昇となり、先週の急落局面で空けたマドを埋めた。いったんは達成感が意識されやすいところではあるが、急ピッチの上昇によってレンジを切り上げてきたことから、もう一段の上昇をみせてくるようだと、売り方の買い戻しが強まりそうだ。ボリンジャーバンドの+2σは40510円辺りに位置していることもあり、3月7日に付けた40472.11円が射程に入ってくる。
祝日を挟むことから持ち高調整の流れも強まる可能性があるものの、利食いに押される局面では押し目狙いのスタンスに向かわせよう。エヌビディアが時間外で小安く推移しているため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株には利食いが入りやすいだろうが、円相場は1ドル149円台で落ち着いた動きをみせていることから、輸出関連株が買われやすいほか、NY原油先物相場の上昇により、資源株なども物色されよう。また、期末要因から配当志向の物色も意識されやすく、バリュー株物色に向かわせそうだ。
■太陽化、24/3下方修正 経常利益 28億円←45億円
太陽化<2902>は2024年3月期業績予想の修正を発表。経常利益を45億円から28億円に下方修正した。持分法による投資損失を計上する見込みとなり、当初計画を下回る見通しとなった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39740.44、+1032.80)
・NYダウは上昇(38790.43、+75.66)
・ナスダック総合指数は上昇(16103.45、+130.28)
・1ドル=149.10-20円
・VIX指数は低下(14.33、-0.08)
・米原油先物は上昇(82.16、+1.58)
・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気
・米国のインフレ沈静化観測
・いすゞ自<7202>タイで来月ピックアップHV投入、26年EV、選択肢拡充
・住友林業<1911>米事業拡大、新築需要増、構造部材を全土で供給
・トヨタ自<7203>ダイハツ、生産可能台数70%に、新車開発も再開へ
・横浜ゴム<5101>メキシコに新工場、567億円投資
・高砂熱学工業<1969>「月面用水電解装置」開発、冬にも打ち上げ
・日産自<7201>三菱商事と協業、EV蓄電池で電力需給調整
・セコム<9735>豊田通商と、インドで医療インフラ拡充、総合病院建設に150億円
・日産自<7201>ホンダと、協業検討、供給網巻き込み生き残りへ
・栗本鐵工所<5602>滋賀・湖東に新棟、FRP製床版補強材量産
・堀場製作所<6856>半導体製造工程の異物検出・除去1台で、新検査装置
・三菱重工業<7011>ガスタービン受注で世界シェア1位、2年連続2回目
・冨士ダイス<6167>3年後めど中国売上高倍増へ
・クボタ<6326>営農型太陽光発電に参入、栃木・茨城などで
・富士通<6702>米AWSと、旧式システム最新化推進で新たに協業
・NEC<6701>自動運転バス・タクシー展開、第一交通産業などと
・関西ペイント<4613>新興に出資、塗料原料に植物由来たんぱく質
・王子HD<3861>王子エフテックス、夏野菜守る紙シートを試験販売
・アミタHD<2195>社長・末次貴英氏、資源回収拠点を新インフラに
・三井不動産<8801>米で物流施設を開発、現地TSと合弁、加州に2件
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・日銀金融政策決定会合(最終日、マイナス金利解除予想)
<海外>
・特になし <ST>
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