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2022/10/01 - T&D(8795) の関連ニュース。■今週の相場ポイント 1.日経平均は3週連続で下落、リスクオフが加速し2万6000円台割り込む 2.前週末の欧米株急落を受け週初に700円以上の急落、リスクオフの流れに 3.1兆円規模の配当再投資の買いが期待され、途中自律反発交えるも上値重い 4.英中銀が英国債の買い入れ発表、米長期金利低下で追い風吹くも戻り切れず 5.週末は再び急落、約3ヵ月ぶりに終値ベースで2万6000円台を割り込む■週間 市場概況 今週の東京株式市場で

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今週の【早わかり株式市況】3週続落、リスクオフ加速し2万6000円割れ

配信元:株探
投稿:2022/10/01 06:40

■今週の相場ポイント

 1.日経平均は3週連続で下落、リスクオフが加速し2万6000円台割り込む
 2.前週末の欧米株急落を受け週初に700円以上の急落、リスクオフの流れに
 3.1兆円規模の配当再投資の買いが期待され、途中自律反発交えるも上値重い
 4.英中銀が英国債の買い入れ発表、米長期金利低下で追い風吹くも戻り切れず
 5.週末は再び急落、約3ヵ月ぶりに終値ベースで2万6000円台を割り込む

■週間 市場概況

 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比1216円(4.48%)安の2万5937円と大幅に水準を切り下げ、3週連続の下落となった。

 今週は世界的なリセッション懸念が高まる一方、欧米金利上昇に対する警戒感が拭えず、東京市場もリスクオフの波に晒される展開となった。週央に1兆円規模に及ぶ配当再投資の買いが見込まれていたにもかかわらず、日経平均は週初に700円以上の急落、更に週央と週末にも大幅な下げをみせ、結局終値で2万6000円台を割り込んだ。

 週明け26日(月)は主力株をはじめ広範囲に売りがかさみ、日経平均株価は700円を超える下げとなった。前週末の欧米株急落を受け東京市場でもリスク回避目的の売りがかさんだ。33業種全てが安く、石油や非鉄、輸送用機器などが売られた。27日(火)はリスクオフの流れが一服し、日経平均は4日ぶりに反発。前日の急落の反動で自律反発狙いの買いを呼び込んだが、戻り売り圧力も強く取引後半は伸び悩んだ。28日(水)は再び下値リスクが強く意識される地合いに。iPhone14の増産断念の報道でアップル関連株が売られ市場センチメント悪化を助長する格好となった。日経平均は一時600円以上下げて2万6000円台を割り込む場面もあったがその後は下げ渋った。29日(木)は主力株が買い戻され日経平均は切り返した。前日の米国株市場では長期金利低下が好感され、ハイテク株中心にリバウンドに転じた。英中銀が英国債の買い入れを発表したことなどで英長期金利が急速に低下し、これが米債券市場にも波及した。この流れを引き継いで東京市場も幅広いセクターに買いが広がり、配当権利落ち分を埋めてなお250円近い上昇を示した。しかし、週末20日(金)は急反落。海外ファンドなどの売りが観測されるなか、終値ベースで500円近い下落となり、約3ヵ月ぶりに2万6000円台を割り込んで取引を終えた。

■来週のポイント
 週明けから10月相場入りとなるが、上値が重い相場のなか日経平均がどこで下げ止まることができるか試される。下げが継続した場合、6月20日のザラ場安値2万5520円は重要なラインとして強く意識されるだろう。3日~10日にノーベル賞の発表があり、日本人の受賞者が出れば関連銘柄が動意することが期待できる。

 重要イベントとしては、国内では3日朝に発表される日銀短観、7日に発表される8月景気動向指数が注目される。海外では3日に発表される米国9月ISM製造業景況指数、5日発表の米国9月ISM非製造業PMI、7日に発表される米国9月雇用統計に注視が必要だろう。

■日々の動き(9月26日~9月30日)

【↓】   9月26日(月)―― 大幅に3日続落、世界的な景気後退懸念で売り継続
 日経平均 26431.55( -722.28)  売買高15億2663万株 売買代金 3兆3420億円

【↑】   9月27日(火)―― 4日ぶり反発、急落の反動で買い優勢も上値は重い
 日経平均 26571.87( +140.32)  売買高11億4557万株 売買代金 2兆6736億円

【↓】   9月28日(水)―― 大幅反落、NYダウが下げ止まらずリスク回避の売り優勢
 日経平均 26173.98( -397.89)  売買高15億5474万株 売買代金 3兆7248億円

【↑】   9月29日(木)―― 反発、欧米金利低下を好感し配当落ち分を埋める
 日経平均 26422.05( +248.07)  売買高14億0361万株 売買代金 3兆2455億円

【↓】   9月30日(金)―― 大幅反落、米株安を受け約3ヵ月ぶりの2万6000円割れ
 日経平均 25937.21( -484.84)  売買高15億2029万株 売買代金 3兆8586億円

■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、30業種が下落
 (2)郵船 <9101>商船三井 <9104> など海運が値下がり率断トツとなったほか、
   日本製鉄 <5401> など鉄鋼、住友電 <5802> など非鉄といった景気敏感株が大幅安
 (3)トヨタ <7203> など自動車、ソニーG <6758> など電機、コマツ <6301> など機械といった輸出株も急落
 (4)内需株は三菱倉 <9301> など倉庫・運輸、三井不 <8801> など不動産、大和ハウス <1925> など建設などが安い
 (5)三菱UFJ <8306> など銀行、オリックス <8591> などその他金融、T&D <8795> など保険といった金融株もさえない
 (6)値上がりはエーザイ <4523> など医薬品、キユーピー <2809> など食料品、マルハニチロ <1333> など水産・農林のみ

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
  1(1) インバウンド
  2(2) 円安メリット
  3(4) メタバース
  4(3) 旅行
  5(8) 半導体
  ※カッコは前週の順位

株探ニュース
配信元: 株探

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