東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、陸運、その他金融、石油石炭など5業種が上昇。一方、精密機器、不動産、サービス、銀行、化学など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、JPX<8697>、ニトリHD<9843>、富士電機<6504>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、セコム<9735>が軟調だった。
前週末に日経平均が過去最高値を更新していたこともあり、目先の利益を確保する売りが先行して始まった。また、神田真人財務官が25日、「足元の円安は経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)に沿っておらず、投機によるものだ」と指摘するなど、介入警戒感から1ドル=151円台前半へと円安が一服していることもあり、輸出関連株への利食いにつながった。一方、高配当銘柄などに配当取りの動きがみられた。
今週は、米国では26日に3月のコンファレンスボードによる消費者信頼感指数、29日に2月の個人消費支出(PCE)デフレーターなどが注目されている。インフレの高止まりが懸念されるなかで、市場予想並みの鈍化ペースとなっているのかに注目が集まるだろう。良好な指標発表となったとしても期末要因から積極的な売買は手控えられやすく、先駆した銘柄にはいったん利食いが入りやすいところではある。
<CS>
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