米国株が高安まちまちだったことから、東京市場も小動きでスタート。決算発表銘柄に関心が向かったことから、指数は方向感に乏しい一日に。為替も1ドル155円台半ばで小動きとなったため、日経平均、TOPIXともに前日終値水準を挟んだもみ合いとなった。
大引けの日経平均は前日比128.39円安(-0.34%)の38073.98円となった。東証プライム市場の売買高は17億146万株、売買代金は4兆5012億円。業種別では、非鉄金属、電気・ガス業、証券・商品先物取引業、電気機器、輸送用機器などが下落した一方、その他金融業、その他製品、保険業、金属製品、銀行業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65%、対して値下がり銘柄は31%となっている。
日経平均採用銘柄では、今期営業増益も市場予想に届かなかったことでヤマトホールディングス<9064>が4年ぶりの安値圏まで売られたほか、太陽誘電<6976>もネガティブ視されて下落。三菱自<7211>は米国の訴訟で約1500億円の支払い命令を受けたことが嫌気されたほか、三菱重工<7011>も続落。また、ソフトバンクグループ<9984>は、決算発表を行った傘下の英アーム株が売られたことが影響し下落した。
一方、今期営業利益が市場予想を上回ったことでオムロン<6645>が大幅高となったほか、ヤマハ<7951>、オリックス<8591>、IHI<7013>も決算を手掛かりに買い優勢となった。このほか、横河電機<6841>が上場来高値を連日で更新。また、昨日、決算発表後に売られたAGC<5201>、任天堂<7974>が反発した。後場は決算が材料視されて川崎重工<7012>がストップ高。
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