日経平均は大幅反発、買戻し先行し33000円台を回復
7日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は349.26ドル安の37965.60ドル、ナスダックは15.47ポイント高の15603.26で取引を終了した。米中貿易摩擦の深刻化を警戒した売りに寄り付き後、下落。その後、トランプ大統領が90日の相互関税停止を検討しているとの話題が報じられ、期待感が広がり一時大きく買い戻され、大幅反発した。しかし、政府が報道を否定したため相場は再び下落に転じる荒い展開となった。ただ、半導体のエヌビディアなどが下げ止まり、相場の下値を支え、ナスダックはプラス圏をかろうじて維持し、まちまちで終了。
米国株は高安まちまちだったが、為替が1ドル148円台を回復したことなどから、東京市場は買い戻し優勢で取引を開始。日経平均は、225先物などの買戻しが先行し上げ幅を広げ、33000円台を回復した。自動車株や銀行株、防衛関連など足元急落していた銘柄を中心に買戻しが入りプライム市場の99%超が上昇する全面高の展開となった。
日経平均採用銘柄では、フジクラ<5803>、日本製鋼所<5631>がストップ高となったほか、川崎重工業<7012>が一時ストップ高。また、りそなHD<8308>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>など銀行株も大幅反発となったほか、古河電工<5801>、住友電工<
5802>など電線株も買われた。このほか、東京海上<8766>、スクリーンHD<7735>、三菱重工業<7011>、ソシオネクスト<6526>など幅広い銘柄が買われた。
一方、JR東<9020>が225採用銘柄では唯一売られた。このほか、サンエー<2659>、参天製薬<4536>、トランザクション<7818>、SGホールディングス<9143>、スター精密<7718>、富士ソフト<9749>と7銘柄のみ下落した。
全業種が上昇したなか、保険、非鉄金属、銀行、証券・商品先物、機械の上げが目立った。
東京市場は買い戻し優勢の展開となり、日経平均は一時、昨日の高値を上回る場面も見られた。この水準を明確に上回ると先物買いなどが入り指数が一段高となる可能性もあろう。一方、前場のプライム市場の売買代金は2.5兆円に留まっており、前日比では売買代金は減少している。積極的に押し目を狙う投資家は少ないとの見方もあり、大引けにかけて、日経平均、TOPIXは上げ幅を縮小するかもしれない。ボラタイルな相場展開のため、乱高下には注意したい。
<AK>
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