<動意株・18日>(大引け)=クラウドワークス、スターフライヤー、ハウスドゥなど
スターフライヤー<9206.T>=買われる。同社は17日取引終了後に、7月度の旅客輸送・運行実績を発表。座席利用率が71.5%と、前年同月に比べ5.8ポイント上昇したことなどが好感されているようだ。旅客数は11万7204人(前年同月比9.5%増)拡大。路線別の座席利用率では、福岡―羽田線や山口宇部―羽田線、北九州―羽田線などが伸びた。
ハウスドゥ<3457.T>=4日ぶりに反発。同社はきょう、子会社を通じて不動産テック(不動産×IT)を活用したサービス商品の開発に着手したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。具体的には、不動産担保ローンを取り組む際、不動産評価についてAI(人工知能)を活用することにより、スマートフォンアプリで瞬時に担保評価をすることができる商品などの開発に着手。また、顧客がアプリを利用して資金の出し入れが自由にでき、返済方法も自由に選べる便利で機動的な融資商品をフィンテック(FinTech)の技術で開発することも視野に入れている。
さが美<8201.T>=急騰、一時109円まで買われ2月23日以来約半年ぶりの水準に買われた。同社の親会社で53.8%の株式を保有するユニーグループ・ホールディングス<8270.T>が17日、投資ファンドのアスパラントグループに全株式を売却することを発表、これが投機資金の食指を動かした。TOB価格は56円で売却額は約12億円。TOB価格は時価を大きく下回るものの、全般低位株人気の地合いにあって、玉移動に絡む思惑がプラスに働いている。
ドンキホーテホールディングス<7532.T>=4日ぶり反発。17日取引終了後、17年6月期の連結業績予想を発表し、売上高は8200億円(前期比8.0%増)、営業利益は450億円(同4.2%増)と28期連続で最高益更新を見込むことが好感されている。ファミリー向け総合ディスカウントストアの「New MEGAドン・キホーテ」業態を進化させ、単独店に加えショッピングセンターなどの複合商業施設にテナント出店を進めて業容拡大を目指す。また、地域のニーズに合わせた店舗運営や、プライベートブランドの拡充、同社独自の電子マネーの促進活動を強化し、増益への寄与を図る。
日本製紙<3863.T>=寄り付きから大口の買いを集め逆行高。紙の原料であるパルプを細かく解きほぐして微細化したセルロースナノファイバー(CNF)が高強度・超軽量の次世代素材として注目されており、製紙業界で王子ホールディングス<3861.T>と双璧の同社も同商品分野に注力の構えをみせている。そうしたなか、同社がセルロースナノファイバーの新工場を2017年9月の稼働予定で島根県に建設し、食品・化粧品向けの需要を想定すると18日付の日本経済新聞が報じており、これが株価を刺激する格好となった。業績も好調で、足もとの円高進行は収益面で追い風材料。17年3月期は減損がなくなり最終利益段階では前期比7.4倍の高変化が見込まれており、PBR0.5倍の時価は割安感も強い。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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