急落。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は0.7億円の赤字となった。単独ベースでの前年同期は1.3億円の黒字であった。また、未定としていた通期業績予想を公表、営業損益は4.2億円の赤字とし、前期比8.2億円の損益悪化見通しとしている。「ゲーム攻略」における広告単価の下落、新作ゲームのリリース遅延などの影響が見込まれるほか、広告宣伝費の負担などが響くもよう。想定以上の収益悪化と捉えられる形になっている。
ネクステージ<3186>:1488円(+129円)
急伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を1500円から1800円にまで引き上げている。大型店出店による中古車小売市場でのシェア拡大に注目しており、台粗利改善によって稼ぐ力は一段と高まってきていると指摘。20年11月期営業利益は会社計画の30億円、市場予想の56.5億円などを上回る61億円を予想、増益を確保すると見込んでいる。
コックス<9876>:219円(-20円)
大幅に反落。21年2月期の営業損益予想を4.70億円の赤字(前期実績5.95億円の赤字)と発表している。コロナ禍に伴う店舗休業や営業時間短縮が響き、赤字が続く見通し。ただ、営業再開などを受けて回復の兆しがみられており、下半期は秋冬用のファッションマスクの展開で収益拡大を図るという。第2四半期累計(20年3-8月)は3.29億円の赤字(前年同期実績3.50億円の赤字)で着地した。
ウエルシアHD<3141>:4320円(-90円)
大幅反落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は265億円で前年同期比44.0%増益、従来計画の198億円を大幅に上回る着地となった。感染症予防対策商品や食品などの需要増加で既存店売上高が好調に推移したもよう。一方、通期予想は388億円から433億円に上方修正しているが、実質的に下半期は下方修正の形となっている。また、9月の既存店売上高は前年同月比6.3%減、駆け込み需要反動の影響強いが、マイナス転換をネガティブ視も。
イオン<8267>:2843円(-96.5円)
大幅反落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は339億円で前年同期比60.7%減益となったが、第1四半期の126億円の赤字に対して6-8月期は465億円の黒字に転じている。GMSが回復しているほか、ディベロッパーも減益率が縮小の格好に。会社計画レンジの上方で推移とされているもよう。順調な収益回復は確認される形だが、前日にかけて株価は高値更新基調が続いていたことで、一旦は出尽くし感につながっているようだ。
EduLab<4427>:10150円(+750円)
大幅に反発。19日から変更となる上場市場区分が東証第1部に決定したと発表している。EduLabは9月30日に本則市場へ市場変更することを開示していた。1部昇格で同社株は11月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられる。このため指数に連動した運用を目指すパッシブファンドなどの需要が期待できるとして、先回り買いが入っているようだ。
BASE<4477>:15000円(+750円)
上場来高値。青森銀行<8342>と顧客のネットビジネス支援を中心とする事業提携を締結したと発表している。青森銀の持つ地域ネットワークや情報とBASEの強みであるインターネットテクノロジーなどのノウハウを連携させる。具体的には、簡単にネットショップの作成・運営ができるEコマースプラットフォームを青森銀の顧客に活用してもらい、県内企業のビジネスの可能性を広げる。 <ST>
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