と反落した。米ハイテク株の下落を受けて日経平均は138.53円安からスタート。序盤は米長期金利の上昇を受けたハイテク・グロース株安が優勢となり、前場中ごろには2
6199.67円(248.2円安)まで下げ幅を広げた。ただ、心理的な節目が近づいたところで下げ止まると、その後は為替の円安進行や香港ハンセン指数の上昇などに支えられ、緩やかに下げ幅を縮める展開となった。
大引けの日経平均は前日比107.37円安の26340.50円となった。東証プライム市場の売買高は10億4796万株、売買代金は2兆3227億円だった。セクターでは空運、不動産、海運が下落率上位になった一方、保険、電気・ガス、鉄鋼が上昇率上位になった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の50%、対して値上がり銘柄は45%だった。
個別では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、村田製<6981>のハイテクのほか、メルカリ<4385>、エムスリー<2413>、SHIFT<3697>などのグロース株が軟調。決算が市場予想を下振れたスギHD<7649>が急落し、Jフロント<3086>はサプライズに乏しい決算から前日の急伸の反動が出たが、朝安後は急速に下げ渋った。三益半導体<8155>は好決算も出尽くし感が強まった。東証プライム市場の値下がり率上位にはSREHD<2980>、ラクス<3923>、Sansan<4443>、マネーフォワード<3994>、チェンジ<3962>などの中小型グロース株が多く入った。
一方、三井住友<8316>、みずほFG<8411>、りそなHD<8308>の銀行、東京海上HD<8766>、SOMPO<8630>、第一生命HD<8750>の保険が揃って堅調。資生堂<4911>、中国の経済再開への期待から、花王<4452>、パンパシHD<7532>、ユニ・チャーム<8113>のインバウンド関連の一角のほか、日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>、住友鉱山<5713>、DOWA<5714>などの鉄鋼・非鉄金属が買われた。1対5の株式分割を発表したOLC<4661>は買い優勢。国内証券がレーティングを格上げしたしまむら<8227>が反発し、マルキチの子会社化を発表したヨシムラフード<2884>、自社株買いが好感されたピックルス<2935>は急伸した。
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