理経、サイレックス・テクノロジー株式会社と一次販売代理店契約を締結─Wi-Fiでの長距離通信を実現するWi-Fi HaLow(TM)機器の販売を開始─
【新製品概要】
IEEE 802.11ahは、2022年9月より日本国内でも利用可能になった、特にIoTの通信をターゲットとした新しい無線LAN規格で、到達距離は最大半径1kmもの長距離通信を実現します。このIEEE 802.11ahに対応するサイレックスの製品「AP-100AH」「BR-100AH」を、理経が一次代理店として取り扱いを開始しました。
「AP-100AH」はアクセスポイント(※1)で、最大675台の端末と接続可能です。端末側送受信装置の「BR-100AH」とセットで利用することで、簡単に長距離無線LANネットワークを構築することができます。
※1 アクセスポイント:無線LAN通信を行う際に、Wi-Fiの電波を送受信するための機器。
<想定する利用シーン>
・建設現場での遠隔測量
・電源/通信設備の不十分な広域敷地内監視(工場への不審者侵入監視など)
・河川遠隔監視(雨量増大よるアラーム発信など)
・農作物生育状況遠隔管理(温度、水管理など)
・交通量の遠隔調査
・ダム等のインフラ状況遠隔モニタ
・魚養殖場遠隔管理(監視とエサやりなど)
【製品の特長】
1台で最大675台の子機を接続可能
「AP-100AH」(アクセスポイント)1台で半径1kmの範囲をカバーし、675台までの子機を接続可能。広域な無線LANネットワークの導入コスト低減に貢献します。
双方向通信が可能
例えば、これまで監視カメラの画像を受け取るのみだったのに対し、双方向通信により、画像をズームするなどの操作を遠隔で行うことが可能です。
申請や免許が不要
920MHz帯の周波数を利用するLPWA(※2)のため、申請や免許の必要がなく使えます。
※2 LPWA(Low Power Wide Area):低消費電力・長距離通信を可能とする無線通信技術の総称。
【市場背景】
IEEE 802.11ahは電気・電子分野で世界最大の専門化組織であるIEEE(アイトリプルイー)によって標準化されている規格です。IEEE 802.11ahの日本での利用開始に伴い、かねてから需要のあったIoT遠隔監視用としての静止画/動画の伝送用途において、コストや性能面で要望に応える製品として開発されました。
【今後の展開】
弊社FWA事業において協業いただいている既存パートナー経由で、インフラ業者や自治体、製造業などへ提案していきます。
【サイレックス・テクノロジー株式会社について】
サイレックス・テクノロジーは、ハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業です。医療・産業分野のお客様の機器やシステムに、安全で信頼性の高いワイヤレス技術と組込みノウハウを用いて確実な接続性をもつ無線環境を構築する製品とサービスを提供し、「切れない無線空間」の創造を通じて、最上の個客体験を実現します。
【株式会社理経について】
株式会社理経は、IT及びエレクトロニクス業界のソリューションベンダーとして1957年に設立以来、システムからネットワーク、VR/ARコンテンツ、電子材料・電子機器までさまざまなソリューションを提供しています。国内外の最先端技術や先進的な製品を活用したソリューションを提案し、お客様の業務の効率化、収益の改善などビジネスの発展に寄与します。
※記載されている製品名、社名は、各社の商標または登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
伝送・配信システム営業部
TEL:03-3345-2182(ダイヤルイン)
E-mail:sales-csg@rikei.co.jp
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