和装事業は、百貨店・専門店取引ともに得意先の減少や大型催事の縮小、市況の悪化により売上高は減少し、和装小物事業も大手量販店取引の不振により売上高は減少した。RIZAPグループ<2928>入りした6月以降に取り組んだ事業所の統廃合や固定費等の圧縮などの構造改革により、第2四半期以降は収益改善が進んだが、在庫の再評価を行った結果、営業赤字となった。売上高前年同期比15.3%減の19.01億円、営業損失は0.39億円(前年同期は0.06億円の利益)となった。
寝装事業は、ギフト販売は好調に推移したが、量販店・専門店取引は大手得意先への売上不振により売上高は減少し、粗利率の改善、販管費の削減に努めたが減益となった。売上高は同8.1%減の5.71億円、営業利益は同23.3%減の0.23億円となった。
洋装事業は、昨年7月に新設した馬里邑事業部が寄与し、売上高、営業利益ともに大幅に伸長した。百貨店取引は新規得意先の増加に加え、既存売上も好調に推移した。専門店取引は卸販売が苦戦したが、第3四半期より新設した催事部門が売上高の増加、粗利率の改善に寄与した。量販店取引のホームファッションは堅調に推移し、ベビー子供服は大手取引先との取り組みにより売上高は増加した。売上高は同25.6%増の30.53億円、営業利益は1.16億円(前年同期は0.04億円の利益)となった。
意匠撚糸事業は、国内事業はアパレル向けの販売が好調に推移したが、糸商向けの販売が苦戦し、売上高は微減となり、粗利益率の改善と販管費の削減により営業利益は伸張した。中国事業は欧州向けの取引が減少したが、日本市場向けが伸張し売上高、営業利益とも改善した。横ニット専業企画卸は昨年末にブランド事業を譲渡した影響により減収減益となった。売上高は同0.4%減の21.77億円、営業利益は同13.25減の1.73億円1億となった。
2018年3月通期の業績予想は、売上高で前期比4.6%減の73.46億円、営業利益で同46.4%増の1.00億円、経常利益で同81.7%増の1.03億円、当期純利益で同30.3%減の0.70億円としている。なお、2018年3月期の期末配当について特別利益を計上したことから親会社株主に帰属する当期純利益が増加したことに伴い、1株当たり配当金を0.25円から0.35円へと増配修正している。
<MW>
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