明和産、今期経常を6％上方修正、配当も2円増額

　明和産業 <8103> [東証Ｐ] が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.0％減の29.5億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の35億円→37億円(前期は31.6億円)に5.7％上方修正し、増益率が10.4％増→16.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の19.1億円→21.1億円(前年同期は14.3億円)に10.4％増額し、増益率が34.0％増→47.9％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の27円→29円(前期は25円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.3％増の13.7億円となったが、売上営業利益率は前年同期の2.7％→2.5％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　営業利益につきましては、販売費及び一般管理費が想定していた水準を下回る見込みであること、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記要因に加え、持分法適用会社において収益が回復していることにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも前回発表予想を上回る見込みとなりました。

　当社は、中期経営計画において連結配当性向50％を基本方針として機動的な株主還元を行うこととしております。つきましては、この度公表いたしました2024 年３月期通期連結業績予想の修正を踏まえ親会社株主に帰属する当期純利益の予想額が２億円増加したことにより、2024 年３月期における期末配当予想を修正し、前回予想の１株当たり27 円から２円増配し29 円といたします。なお、期末配当につきましては、2024 年６月開催予定の株主総会に議案を提出する予定です。