＜チャートの視点＞＝岩谷産、５・２５日線のＧＣが視野に

　岩谷産業<8088.T>は、５日移動平均線（２６日時点：７６８円）と２５日移動平均線（同：７８１円）とのゴールデン・クロス（ＧＣ）が視野に入ってきた。９月２日に年初来高値８４５円をつけたあとは上げ一服商状となっているが、７５０円近辺では下げ渋る展開。７５日移動平均線（同：７５２円）が下値をサポートする格好となっている。一方、一目均衡表では先行スパン１（２６日時点：７８５円）と先行スパン２（同：７１７円）で囲まれた範囲（雲）の中での推移ながら、時価は雲上限を見据えた動き。テクニカル面からは再び上値を試す可能性が浮上している。
　なお、同社は水素ステーションを手掛けていることから、燃料電池車関連としての関心が依然として根強い様子。直近では、ホンダ<7267.T>が９月１８日に、さいたま市や岩谷産と共同で高圧水電解システムを採用した「パッケージ型スマート水素ステーション」を、さいたま市東部環境センター（さいたま市見沼区）内に設置したことを発表している。

岩谷産の株価は１５時現在７７２円（▼２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）