カナデン、前期経常を4％上方修正・6期ぶり最高益、配当も5円増額

　カナデン <8081> [東証Ｐ] が4月15日大引け後(16:15)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の48億円→50.1億円(前の期は42.4億円)に4.4％上方修正し、増益率が13.1％増→18.0％増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の25.9億円→28億円(前年同期は25.7億円)に8.1％増額し、増益率が0.7％増→8.9％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の48円→53円(前の期は39円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年3月期業績予想（2023年10月18日付）につきまして、FAシステムにおける部材不足の改善や製造業における設備投資が順調に推移したことに加え、円安による為替影響のほか、2023年12月に実施したM&Aの効果もあり、売上高、経常利益、親会社に帰属する当期純利益について予想を上回る見通しとなりましたので、業績予想数値を上記の通り修正いたしました。

　当社は、利益配分に関する基本方針として、連結配当性向35％を基準指標に安定した配当の維持継続に努めることとしております。その基本方針に基づき、2024年3月期の業績予想を上方修正しましたことから、期末配当を上記の通り修正いたしました。