米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委での証言で、利下げを急がない姿勢を再表明した。ただし、インフレの鈍化が継続し労働市場が減速したら早期利下げの可能性にも言及したことが材料視された。シカゴ日経225先物は大阪比45円安の38765円。円相場は1ドル=144円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや利食い先行で始まることになりそうだ。
円相場は1ドル=144円台後半と円安が一服していることも利食いに向かわせやすいだろう。イスラエルとイランが停戦に合意したことは前日の段階で相当分織り込まれていることもあり、日経平均株価は39000円に迫り、2月以来の水準を回復してきたことで、利益確定の売りが入りやすいところでもありそうだ。
また、足もとでは配当再投資に伴う需給が牽引しているとの見方もあり、この需給が一巡した後は手掛かり材料に欠ける可能性はある。イスラエルとイランは停戦に合意したものの、実効性については不透明であり、楽観視は禁物であろう。関税政策の行方を見極めたいほか、国内では参院選を控え政治不安が積極的な売買を手控えさせる可能性も意識されてきそうである。そのため、押し目狙いのスタンスに向かわせやすいだろう。
物色の流れとしては米国で半導体株が買われていることもあり、東エレク<8035>
やアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が注目される。また、AI関連などテーマ性のある中小型株には個人主体の値幅取り狙いの動きが続きそうである。グロース250指数は足もとの調整で25日線まで下げていたこともあり、リバウンド狙いの動きが意識されやすいところである。
<AK>
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