【売り】ルック（8029）円安進行が重荷に、営業段階から減益に・・・＝フェアトレード 田村 祐一

円安進行が重荷に、営業段階から減益に・・・

■注目銘柄
ルック（8029）

■注目理由
同社は、主に婦人服のデザイン、製造、販売を手掛けています。日本の売上高が全体の77％と大半を占めていることが特長です。

同社は、第2四半期時点で、中国経済の減速による売上高の減少と、新ブランド展開による先行投資のコスト増から、通期の業績予想を営業段階から下方修正しています。また、直近発表された第3四半期決算は、売上高324億700万円（前年同期比+9.4％）、営業利益4億3900万円（同－15.7％）、当期純利益5億7400万円（同－9.5％）となりました。イタリアブランドの「イル ビゾンテ」などの新規出店を推し進めた結果、売上が伸長するも、円安による仕入れコストが大幅に増加したことで大きな減益となりました。今期は、引き続き先行投資によるコスト増に加えて、円安によるコスト増が同社利益を圧迫する可能性が高く、減益を嫌気した売りも出やすいと考えます。

また、直近の米ドル為替を見ると、円安進行が一段と加速しています。今後の同社業績に大きく影響する可能性が高く、業績悪化の懸念から積極的な買いは入りにくいと判断しました。

過去の検証結果は以下の通りです。
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勝率：83.33％
平均損益（率）：9.61％
平均利益（率）：12.58％
平均損失（率）：－5.20％
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