■東洋糖 <2107> 2,028円 (+400円、+24.6%) ストップ高
東洋精糖 <2107> [東証S]がストップ高。6日取引終了後、同業のウェルネオシュガー <2117> [東証P]から完全子会社化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格の1株2080円にサヤ寄せする格好となった。買い付け予定数は545万2647株(下限272万900株、上限設定なし)、買い付け期間は2月7日から3月25日まで。TOB成立後に東洋糖株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は6日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。
■ニチコン <6996> 1,258円 (+229円、+22.3%)
東証プライムの上昇率トップ。ニチコン <6996> [東証P]が続急騰。同社が6日の取引終了後に発表した25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算は、売上高が前年同期比4.3%減の1327億4500万円、経常利益が同35.8%減の62億7100万円、最終利益が同10.6%減の71億5700万円だった。投資有価証券の売却による特別利益の計上があって、最終利益は通期計画を上回って着地した。自社株買いと消却、配当予想の増額修正も公表しており、ポジティブ視されたようだ。コンデンサー事業は減収減益となった一方、家庭用蓄電システムなどを手掛けるNECST事業は堅調に推移した。同社は取得総数160万株(昨年末における自己株式を除いた発行済み株式総数の2.3%に相当)、取得総額16億円を上限とする自社株買いを2月7日から3月27日の間に実施する。また、2月28日に自己株式800万株(発行済み株式総数の10.26%)を消却する予定。更に、期末配当予想を1円増額して18円に見直した。年間配当予想は35円(前期比2円増配)となる。
■ランシステム <3326> 456円 (+80円、+21.3%) ストップ高
ランシステム <3326> [東証S]がストップ高。6日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比25.6%減の43億6100万円、経常利益は同83.8%増の1億1000万円となった。経常利益は通期計画を上回って着地したほか、株主優待制度の導入についても発表しており、好感されたようだ。「スペースクリエイト自遊空間」チェーン直営店舗を展開するエンターテインメント事業では不採算店舗を閉店した影響で減収となったが、営業利益は増加した。株主優待制度は毎年3月31日を基準日として100株以上を保有する株主を対象とする。自遊空間株主優待券(株式保有区分に応じて6000~4万円相当)、QUOカード(同2000~2万円分)、Amazonギフトカード(同2000~2万円分)のいずれかを贈呈する。
■メルカリ <4385> 2,307円 (+400円、+21.0%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。メルカリ <4385> [東証P]がストップ高。6日取引終了後に7-12月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比1.9%増の941億6100万円、純利益は同62.3%増の73億8400万円だった。これを好感した買いが集まった。冬物商品の動き出しが遅かったことや一時的な不正利用の影響を受けたものの、ホーム画面の刷新をはじめとするプロダクト施策の効果によりGMV(流通取引総額)が堅調に推移した。一方、米国事業は冴えなかった。引き続き成長軌道への復帰と今期におけるブレイクイーブン(収支均衡)の達成を目指すという。
■サンバイオ <4592> 959円 (+150円、+18.5%) ストップ高
サンバイオ <4592> [東証G]がストップ高。6日の取引終了後、「アクーゴ脳内移植用注」の出荷のための承認条件に関する第2回目の製造結果について、規格試験及び特性解析において全ての基準値を満たし適合となったと発表しており、好材料視された。同社ではあと1回の適合する製造を行ったあとにその結果を用いて一部変更申請を行い、出荷解除のための承認取得を目指す方針。出荷可能時期は従来通り26年1月期第2四半期を想定しているという。
■F&LC <3563> 4,140円 (+622円、+17.7%)
東証プライムの上昇率3位。FOOD & LIFE COMPANIES <3563> [東証P]が急反騰。約2ヵ月ぶりに昨年来高値を更新した。7日午前10時30分ごろに10-12月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比15.9%増の991億4100万円、営業利益は同56.4%増の95億7900万円だった。キャンペーンや出店などが奏功し、国内、海外スシロー事業とも好調だった。これを好感した買いが入った。
■ピーエス <1871> 1,456円 (+212円、+17.0%)
東証プライムの上昇率4位。ピーエス・コンストラクション <1871> [東証P]が4日続急騰。7日、25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比14.3%増の1029億1800万円、営業利益は同2.1倍の109億2800万円となった。営業利益と経常利益、最終利益は9月中間期の決算発表時点で示していた通期の予想を大幅に上回った。業況を好感した買いが集まったようだ。建築事業が大幅な増収増益となったほか、土木事業もセグメント利益が大幅増となった。同社は業績動向を踏まえ、通期の業績予想について一旦未定とし、開示が可能になった段階で速やかに公表するとした。
■ライト <1926> 2,589円 (+363円、+16.3%)
東証プライムの上昇率6位。ライト工業 <1926> [東証P]が3日続急騰。同社は6日の取引終了後、取得総数330万株(自己株式を除く発行済み株式総数の7.29%)、取得総額70億円を上限とする自社株買いと、自己株式の消却を発表した。株主還元姿勢を評価した買いを集めたようだ。自社株の取得期間は7日から12月30日まで。取得した全株式を来年1月30日に消却する。別途、自己株式291万7900株(消却前の発行済み株式総数の6.03%)の消却も予定する。同社は26年3月期から28年3月期までの3年間を想定したキャッシュアロケーションも示し、政策保有株式の削減や賃貸等不動産の削減によりキャッシュを積み上げつつ、配当金と自社株買いの合計額をキャッシュアウトのうちの50%とする方針を示している。同時に発表した25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算は、売上高が前年同期比4.5%増の890億8600万円、最終利益が同14.3%増の66億2600万円だった。
■KHネオケム <4189> 2,400円 (+320円、+15.4%)
東証プライムの上昇率7位。KHネオケム <4189> [東証P]が続急騰。7日午後2時、取得総数250万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.7%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。あわせて前期決算と今期の業績・配当予想を開示。25年12月期の売上高は前期比6.4%増の1274億円、最終利益は同19.6%増の100億円を見込む。年間配当予想は同15円増配の105円とした。業況と株主還元強化策を評価した買いが集まったようだ。自社株の取得期間は2月10日から9月30日まで。今期は主力の冷凍機油原料の設備増強により、減価償却費が増加するものの、増強した生産能力を生かして拡販を図る方針。最先端半導体向け素材の市場開拓なども進める。加えて同社は中期経営計画も公表した。27年12月期の営業利益を165億円(24年12月期実績121億9500万円)、ROE(自己資本利益率)15%(同13%)とする目標を掲げた。配当性向のメドは40%(従来は30%)とし、DOE(株主資本配当率)を4%以上とする目標を新たに設定。自社株買いを機動的に実施することも基本方針とした。
■アンビスHD <7071> 769円 (+100円、+15.0%) ストップ高
東証プライムの上昇率8位。アンビスホールディングス <7071> [東証P]がストップ高。同社は6日取引終了後、25年9月期第1四半期(24年10~12月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比23.8%減の20億900万円にとどまったが、上半期計画の35億4400万円に対する進捗率が56.7%となっていることが買い安心感につながったようだ。売上高は同23.5%増の117億7300万円。既存施設の稼働率が安定稼働の目安である82~85%の水準で推移し、新規施設の立ち上がりも堅調だった。半面、利益面では人件費の増加が影響した。なお、通期業績予想については売上高536億4700万円(前期比26.3%増)、営業利益86億2700万円(同18.7%減)としている。
■ダイトロン <7609> 3,135円 (+403円、+14.8%)
東証プライムの上昇率9位。ダイトロン <7609> [東証P]が4日続急騰。同社は6日の取引終了後、24年12月期の連結決算発表にあわせ、立会外での自社株買いと配当方針の変更について発表しており、材料視されたようだ。同社は6日終値2732円にて、取得総数65万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.85%)、取得総額17億7580万円を上限として、東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeTー3)において買い付けを行うと発表。7日午前に、58万700株を買い付けたと公表した。このうち52万2630株を4月1日に消却する予定。新たな配当方針では、連結配当性向の目安をこれまでの30%から40%に引き上げた。これに伴い、昨年12月31日を基準日とする前期の期末配当を従来の予想から30円増額して100円とした。25年12月期は売上高が前期比1.6%増の950億円、最終利益が同0.4%増の44億円となる見通し。前期に続き過去最高益の更新を計画する。年間配当予想は前期比5円増配の160円とした。24年12月期の売上高は前の期比1.5%増の935億4200万円、最終利益は同9.1%増の43億8200万円となり、計画を上振れして着地した。
■グリーHD <3632> 538円 (+60円、+12.6%)
東証プライムの上昇率10位。グリーホールディングス <3632> [東証P]が4日続急騰。6日取引終了後に7-12月期連結決算を発表。売上高は前年同期比5.0%減の285億2000万円となったものの、純利益が同32.6%増の9億5500万円と大幅増益で着地しており、これが好感された。新規タイトルのリリースがなかったことから主力のゲーム・アニメ事業は冴えなかった。一方、それ以外のメタバース事業やDX事業、投資事業が堅調に推移し全体を牽引した。
■ヤマエGHD <7130> 2,198円 (+200円、+10.0%)
ヤマエグループホールディングス <7130> [東証P]が3日続急騰。7日午後2時30分ごろ、4-12月期連結決算を発表。売上高は前年同期比56.4%増の7516億5400万円、営業利益が同7.8%増の110億9300万円だった。あわせて配当予想を増額しており、これを好感した買いが入った。記録的な猛暑や各種イベント開催に伴うアルコール飲料の販売好調、忘年会シーズンに伴う宴会需要などを追い風に主力の食品関連事業が伸びた。同業他社との競争激化やエネルギー価格上昇に伴う費用増があったものの、グループ全体で業務の見直しや効率化に取り組んだ。配当予想は60円から70円(前期60円)に引き上げた。
■SUBARU <7270> 2,910円 (+245.5円、+9.2%)
SUBARU <7270> [東証P]が4日続急伸。7日午後1時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を4000億円から4300億円(前期比8.2%減)へ、純利益を3000億円から3300億円(同14.3%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を48円から67円へ引き上げたことが好感された。第3四半期までの販売が概ね計画通りに推移していることから、売上高は4兆7600億円(同1.2%増)の従来見通しを据え置いたものの、想定為替レートを1ドル=142円から153円へ、1ユーロ=153円から164円へ見直したことが要因としている。同時に発表した第3四半期累計(24年4-12月)連結決算は、売上高3兆5363億円(前年同期比1.1%増)、営業利益3691億5000万円(同0.5%減)、純利益3174億200万円(同6.2%増)だった。国内販売はフォレスターなどを中心に堅調に推移し前年同期比0.5%増の7万5000台となった一方、海外販売は同4.3%減の63万2000台となり、世界販売台数は同3.8%減の70万7000台にとどまったが、価格改定や為替が円安に推移したことが寄与し増収となった。ただ、販売奨励金の増加や航空宇宙事業の収益悪化などが響いた。
■ミズノ <8022> 9,060円 (+700円、+8.4%)
ミズノ <8022> [東証P]が続急伸。7日午後1時ごろ、3月31日を基準日として1株を3株に株式分割するとしたほか、25年3月期の期末配当予想を60円から90円へ引き上げると発表しており、これらを好感した買いが入った。年間配当予想は150円(前期120円)となる。同時に発表した第3四半期累計(24年4-12月)連結決算は、売上高1753億6400万円(前年同期比4.4%増)、営業利益160億300万円(同16.5%増)となった。国内でフットボール、バレーボール、ラケットスポーツなどの競技スポーツ品の販売が好調だったほか、ワークビジネス事業の売り上げも好調に推移した。一方、海外ではフットボールなどの競技スポーツ品やライフスタイルシューズの販売が伸長した。25年3月期通期業績予想は売上高2500億円(前期比8.8%増)、営業利益190億円(同10.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■月島HD <6332> 1,579円 (+115円、+7.9%)
月島ホールディングス <6332> [東証P]が4日続急伸。7日午後2時30分ごろ、25年3月期の連結業績予想について、売上高を1300億円から1400億円(前期比12.7%増)へ、営業利益を70億円から77億円(同13.8%増)へ、純利益を44億円から51億円(同90.6%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を26円から34円へ上方修正したことが好感された。水インフラの更新需要が好調で、豊富な受注残が順調に進捗していることが業績を押し上げる。なお、年間配当予想は60円(前期42円)となる。同時に発表した第3四半期累計(24年4-12月)決算は、売上高866億6300万円(前年同期比25.6%増)、営業利益29億5200万円(同3.5倍)、純利益20億8000万円(同42.7%増)だった。水環境事業の国内水エンジニアリング事業統合効果に加えて、水環境事業、産業事業の両事業での大型案件獲得とその順調な進捗が寄与した。
■Fスターズ <3687> 1,980円 (+142円、+7.7%)
フィックスターズ <3687> [東証P]が4日続急伸。6日取引終了後に発表した10-12月期連結決算は、売上高が前年同期比25.1%増の23億1900万円、営業利益が同40.7%増の7億3800万円だった。自動運転を対象としたアルゴリズム開発や高速化案件、 半導体メーカー向けソフトウェア開発案件が寄与した。これが好感された。
※7日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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