■ピアズ <7066> 406円 (+80円、+24.5%) ストップ高
ピアズ <7066> [東証M]がストップ高。同社は通信キャリアの販売代理店を中心とした研修コンサルを手掛けるが、コロナ禍以降は新規事業の展開を加速させており、なかでも個室型ワークスペース事業に注力している。昨年のサービス開始から設置台数を急速に拡大させており、直近では調査会社による公衆個室ブース稼働台数の調査でシェア首位を獲得したことを明らかにしている。今後9月までに全国1000台の設置を目指す方針を示しており、25日は全体戻り相場のなか今後の業容拡大を期待した買いが入ったようだ。
■フェニクスB <6190> 536円 (+80円、+17.5%) ストップ高
フェニックスバイオ <6190> [東証M]がストップ高。同社は25日正午に、ヒト脂肪肝モデル細胞に関する発明が、日本において特許査定されたと発表した。ジメチルスルホキシドを含む培地中において脂肪肝由来のヒト肝細胞を培養することにより、脂肪滴の蓄積、脂質の分泌・蓄積、脂肪肝関連遺伝子の発現などが観察され、脂肪肝の状態を維持するヒト脂肪肝モデル細胞が得られることを見出した。また、脂質代謝改善剤や高脂血症治療薬を添加する実験においても、良好な成績を得たとした。あわせて、積水メディカル(東京都中央区)と共同出願していた「ヒト肝細胞キメラ動物におけるヒト肝細胞置換率の測定方法」に関する発明が、日本で特許査定されたことも発表した。キメラマウスに含まれるヒトアルブミンとマウスアルブミンのわずかな違いをLC-MS/MS(液体クロマトグラフィーとタンデム型質量分析装置を組み合わせた分析)で測り分けることに成功し、従来の測定方法では困難な両者を同時に測定することも可能とした。
■フロンテオ <2158> 1,582円 (+224円、+16.5%)
FRONTEO <2158> [東証M]が4日ぶりに急反騰。24日の取引終了後、台湾企業で内部不正調査・監査ソリューション「Lit i View XAMINER」を用いた実証実験を開始したと発表。これが好感されたようだ。
■Sイノベ <4178> 1,900円 (+268円、+16.4%)
Sharing Innovations <4178> [東証M]が急反騰。同社は24日取引終了後、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするため、10万株(発行済み株式総数に対する割合2.64%)もしくは2億5000万円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表した。取得期間は2月25日~5月13日。
■マネフォ <3994> 4,935円 (+560円、+12.8%)
東証1部の上昇率4位。マネーフォワード <3994> が急反騰。同社は25日午前9時に、金融機関向けに提供する法人用資金管理サービス「Business Financial Management(BFM)」が中国銀行 <8382> に採用されたと発表した。22年夏ごろに中国銀の法人顧客向けサービスの提供を開始する。「BFM」は金融機関の法人顧客向けに提供する法人用資金管理サービスで、法人顧客は「BFM」を通じて、銀行口座の残高や入出金明細を管理画面上で管理できるほか、日々管理している複数の金融機関の口座情報の取得が可能となる。そのため、通帳記帳をせずに最新の情報を得ることができるほか、金融機関は法人顧客の資金繰りをリアルタイムで把握できるため、融資など経営改善に役立つサポートを行うことが可能になるとした。
■日本CMK <6958> 619円 (+57円、+10.1%)
日本CMK <6958> が6日ぶりに急反騰。24日の取引終了後、22年3月期の期末一括配当予想を5円から10円に増額修正したことが好感された。なお、前期は無配で、2期ぶりの復配となる。
■ローツェ <6323> 10,590円 (+930円、+9.6%)
ローツェ <6323> が4日ぶりに急反発。東京証券取引所が24日の取引終了後、同社株を25日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入ったようだ。また、日本証券金融も25日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。
■エネチェンジ <4169> 1,056円 (+81円、+8.3%)
ENECHANGE <4169> [東証M]が6日ぶりに急反発。25日寄り前にGHG(温室効果ガス)排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboard(ゼロボード)」を開発・提供するゼロボード(東京都港区)と業務提携契約を締結したと発表しており、これが好感された。「zeroboard」によりGHG排出量を見える化し、エネチェンジの法人企業向け電力切り替えサービス「エネチェンジBiz」や再エネ導入支援サービス「エネチェンジエコ」を利用することで、企業の脱炭素化への取り組みを後押しするのが狙い。エネチェンジには、電力提案の要望と並行して測定から開示までのサービスを要望する利用客の声があることから、今回の提携に至ったという。
■セルソース <4880> 3,170円 (+200円、+6.7%)
セルソース <4880> [東証M]が6日ぶり急反発。同社は24日取引終了後、マレーシアで妊活支援事業「LUMIROUS.com」を運営するルミラス(クアラルンプール市)の第三者割当増資を引き受けたと発表した。ルミラスはマレーシアにおいて、妊娠を望むカップルに対し、妊活支援事業や不妊治療クリニックへの送客事業を展開している。マレーシアの主要な不妊治療クリニックと提携しており、ルミラスでは今般調達した資金を用いて、マーケティング強化や提携クリニックのネットワーク拡大に取り組む方針。セルロースはこの事業推進を支援するとした。
■東エレク <8035> 56,600円 (+3,100円、+5.8%)
東京エレクトロン <8035> が続急伸。レーザーテック <6920> など半導体製造装置の主力株のほか、半導体シリコンウエハーを手掛けるSUMCO <3436> 、車載マイコン大手のルネサスエレクトロニクス <6723> など半導体セクターの銘柄が軒並みリバウンドに転じた。ロシアのウクライナ軍事侵攻を受けて株式市場は世界的なリスクオフ環境にあるが、前日24日の米国株市場ではこれまで売り込まれていたハイテク系グロース株が幅広く買い戻されナスダック総合株価指数は急反発に転じたが、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ
■SBG <9984> 5,069円 (+267円、+5.6%)
ソフトバンクグループ <9984> が4日ぶりに急反発。前日24日は急落を余儀なくされ、終値でフシ目の5000円台を割り込み4802円まで売り込まれたが、25日は値ごろ感からの押し目買いや空売りの買い戻しが入りリバウンドに転じた。目先的には5000円大台ラインを意識した売り買いの攻防が予想されるところ。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて前日24日の欧州株は全面安商状となったが、米国株市場では朝安後に切り返し、特にハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上げ幅が400ポイントを上回るなど際立った。近年ソフトバンクGは米ハイテク株への投資を積極化させており、ナスダック指数の動向と株価連動性が高いことで知られ、25日はナスダック高を追い風に投資資金を呼び込んだ。
■エムスリー <2413> 4,260円 (+217円、+5.4%)
エムスリー <2413> が急反発。24日の取引終了後、未定としていた22年3月期の期末一括配当予想を16円にすると発表したことが好感された。前期実績に対しては4円の増配になる予定だ。
■しまむら <8227> 10,470円 (+270円、+2.7%)
しまむら <8227> が続伸。24日の取引終了後に発表した2月度(1月21日~2月20日)の月次売上速報で、既存店売上高が前年同月比5.1%増と4ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。全国各地で強い冷え込みが続いたことで、春物の売り上げは前年を下回ったものの、肌着や靴下、寝具やインテリアなど実用商品の冬物が売り上げを伸ばした。また、チラシで打ち出した「ファッショングッズフェア」により、美肌シェーバーなどの美容雑貨やキャラクターのポーチ、バッグなども好調だった。なお、全店売上高は同4.6%増だった。
■オイシックス <3182> 2,535円 (+58円、+2.3%)
オイシックス・ラ・大地 <3182> が反発。東京証券取引所が24日の取引終了後、同社株を25日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入ったようだ。また、日本証券金融も25日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。
■オークマ <6103> 4,600円 (+100円、+2.2%)
オークマ <6103> が5日ぶりに反発。24日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を50万株(発行済み株数の1.58%)、または20億円としており、取得期間は2月25日から5月31日まで。株主への利益還元や経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることが目的としている。
■日精化 <4362> 2,111円 (+43円、+2.1%)
日本精化 <4362> が5日続伸。24日の取引終了後、上限を15万株(発行済み株数の0.63%)、または3億1020万円とする自社株を25日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表し、今朝、13万1000株(総額2億7090万8000円)を取得した。資本効率の向上及び機動的な資本政策の遂行を可能とするとともに、株主還元策の一環として取得を行ったという。
■レスターHD <3156> 1,975円 (+36円、+1.9%)
レスターホールディングス <3156> が3日ぶり反発。同社は24日取引終了後、新電力事業を展開するV-Power、及び 再生可能エネルギー発電事業を展開するバイテックエネスタの子会社2社の協業により、トラッキング付きCO2フリー電気の販売を開始したと発表した。V-Powerは沖縄を除く全国の官公庁や民間企業向けに電気の供給を行い、バイテックエネスタは太陽光発電所を国内に58ヵ所、台湾に29ヵ所、また、風力発電所を国内に46基保有し、発電事業を行っている。再生可能エネルギーの需要増加とともに、非化石証書のニーズが企業経営において高まるなか、電気と合わせて非化石証書を提供する「カーボンニュートラルメニュー」の取り扱いを開始したとしている。
■塩野義 <4507> 7,613円 (+130円、+1.7%)
塩野義製薬 <4507> が続伸。25日午後、新型コロナウイルス感染症治療薬として開発中の経口抗ウイルス薬「S-217622」について、国内における製造販売承認を申請したと発表しており、これが好感された。第2/3相臨床試験のうち2bパートの主要評価項目に関する解析が完了したことから、25日付で日本国内における条件付き早期承認制度の適用を希望する製造販売承認申請を行ったという。なお、同件が22年3月期業績に与える影響は、今後の状況に応じて精査する。
■バルカー <7995> 2,659円 (+36円、+1.4%)
バルカー <7995> が続伸。同社は24日取引終了後、22年3月期の年間配当予想を105円から115円(前期は95円)へ上方修正すると発表した。足もとの業績は1月26日に開示した通期業績予想に沿って経過し、期末にかけても順調な推移が見込まれるためとした。
■日東紡 <3110> 3,070円 (+40円、+1.3%)
日東紡績 <3110> が4日ぶりに反発。24日の取引終了後、静岡市葵区に保有するゴルフ練習場跡地を譲渡するのに伴い、23年3月期第1四半期に固定資産売却益約31億円を特別利益として計上するとしており、これが好材料視された。
※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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