出遅れ株の見直し買い優勢の展開、決算で業績底入れを確認したい
時価総額:458億円
PER:13.10倍
PBR: 1.31倍
自動車・半導体・エレクトロニクスといった工業用の液漏れシール最大手であり、樹脂製品はじめゴム・金属・セラミックファイバー製など幅広く製品を手がける。先端産業向けに注力しており特に半導体向け需要に復活の兆し。
業績面においては第1Q決算の実績は主力のシール製品事業の落ち込みが響いて前期比で14.3%減となったが、市場コンセンサスはさらに下振れを見込んでいたため案外良好な実績値であったと言える。中でも利益面を補った機能樹脂製品事業とシリコンウェハーリサイクル事業の受託量拡大なども相まって、今後は半導体産業の旺盛な需要を取り込んで業績が急改善に向かってくるものとみる。
株価は上記の決算発表後、翌日は大きく買われたものの結局値を崩して8/15の安値1985円まで売り込まれた。その後はファンダメンタルから見直し買いも入り、200日移動平均線を回復した後は危なげない動きで年初来高値を更新する動きが続く。直近では配当落ちで下落した場面もあったが、すかさず押し目買いが入り見直し機運は殊更に強い。