象印が急反発、想定為替レート変更で原価低減し１６年１１月期業績予想を上方修正

　象印マホービン<7965.T>が急反発し、年初来高値を更新している。１日の取引終了後、１６年１１月期の連結業績見通しについて、売上高を９２０億円から９００億円（前期比０．２％増）へ下方修正した一方、営業利益を８６億円から１０８億円（同６．２％増）へ、純利益を５３億円から６２億円（同１．８％減）へ上方修正したことが好感されている。

　国内における炊飯ジャーやステンレスマホービンなど主力商品の採算改善に加えて、想定為替レートを１ドル＝１２５円から１１５円に変更したことで、海外生産品の原価低減効果が期待できることが要因としている。

　なお、同時に発表した第１四半期決算は、売上高２９７億２７００万円（前年同期比９．３％増）、営業利益５８億円（同４１．３％増）、純利益３３億３００万円（同２１．８％増）だった。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）