象印の１６年１１月期は１５．４％営業減益見込む

　象印マホービン<7965.T>はこの日の取引終了後、１６年１１月期の連結業績予想を発表。売上高は９２０億円（前期比２．５％増）、営業利益は８６億円（同１５．４％減）、純利益は５３億円（同１６．１％減）を見込んでいる。ステンレスマホービンの生産能力増強に伴う国内外での売上増加などを見込むが、想定為替レートを１ドル１２５円としており、前期に比べて円安となることによる海外生産品の原価上昇や国内外での広告宣伝活動の強化、基幹システムの更新による償却費の増加など販売費・一般管理費の増加を予想している。

　１５年１１月期連結決算については売上高８９７億９６００万円（前の期比１６．９％増）、営業利益１０１億７１００万円（同７３．０％増）、純利益６３億１４００万円（同６７．９％増）となり、期末配当を従来予想の８円から１２円（前年同期６円）へ引き上げ、第２四半期の８円（同４円）と合わせて年間配当は２０円（前期１０円）にしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）