決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … ボードルア、ＷＡＣＵＬ、北興化 (10月11日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の10月7日から11日の決算発表を経て12日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ＷＡＣＵＬ <4173>
　23年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比32.9％減の5300万円に落ち込み、通期計画の1億7700万円に対する進捗率は29.9％にとどまり、さらに前年同期の42.9％も下回った。

▲No.3　旭化学 <7928>
　22年8月期の連結経常利益は前の期比14.2％減の6億6200万円になり、23年8月期も前期比10.9％減の5億9000万円に減る見通しとなった。

▲No.5　京進 <4735>
　23年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比16.2％減の3.2億円に減り、6-11月期(上期)計画の3.9億円に対する進捗率は5年平均の88.3％を下回る80.7％にとどまった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4173> ＷＡＣＵＬ 　　東Ｇ 　 -12.52 　 10/11　　上期　　　-32.91
<4992> 北興化 　　　　東Ｓ　　 -5.17 　 10/11　　　3Q　　　 62.70
<7928> 旭化学 　　　　東Ｓ　　 -4.09 　 10/11　本決算　　　-10.88
<4413> ボードルア 　　東Ｇ　　 -4.03 　 10/11　　上期　　　 32.17
<4735> 京進 　　　　　東Ｓ　　 -3.50 　 10/11　　　1Q　　　-16.19

<9835> ジュンテン 　　東Ｓ　　 -2.01 　 10/11　　上期　　　-10.98
<2669> カネ美食品 　　東Ｓ　　 -0.72 　 10/11　　上期　　　 37.83
<8247> 大和デ 　　　　東Ｓ　　 -0.52 　 10/11　　上期　　　　黒転
<2747> 北雄ラッキー 　東Ｓ　　 -0.51 　 10/11　　上期　　　-52.80

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした12日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース