トーイン、前期経常を23％上方修正

　トーイン <7923> [東証Ｓ] が4月30日大引け後(15:10)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の4億7000万円→5億8000万円(前の期は8200万円)に23.4％上方修正し、増益率が5.7倍→7.1倍に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の5億2000万円→4億8700万円(前の期は4900万円)に6.3％下方修正し、増益率が11倍→9.9倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億1000万円の黒字→3億2000万円の黒字(前年同期は7300万円の赤字)に52.4％増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当期連結業績予想につきまして、営業利益及び経常利益は、売上が伸びたこと、及び採算性を重視した営業活動や工場運営の効率化を推進した効果が想定以上となったこと等により前回予想を上回る見込みとなりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、2024年3月29日付の「（開示事項の経過）特別利益（投資有価証券売却益）の計上に関するお知らせ」で開示いたしましたとおり、一部有価証券の売却を翌期以降に見送ったことを受け売却益が減少したこと等により、前回予想を下回る見込みとなりました。（注）上記の業績予想につきましては、当社が現時点で入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の判断に基づいて作成しております。実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。